リオ応援団の皆さんもケミテック愛好家の皆さんもこんにちは!
パッチ11.24では各種特性系オーグメントのバフ(強化)、広範囲のバランス調整、そしてケミテックとブルーバフのリワークを実施しています。また、リーグ・オブ・レジェンドで開催されるイベントのポイント取得システムが変更されてTFTのプレイ時にポイントを獲得できるようになるほか、ダブルアップで偵察時にタクティシャンを表示する機能の再有効化や、リサンドラのスキル挙動などのバグ修正も実施に。それでは変更も多いので、さっそく内容を見ていきましょう。
パッチ11.24は通常よりも長い期間運用されるパッチです。そこで休暇シーズン中のメタ多様性改善/メタ固定化予防のため、今回は普段よりも大きめのBパッチをリリースします。
時間を稼いでミュータントで大暴れする構成が猛威を奮っているため、活躍の主要因となっているオーグメントの一部に調整を実施しました。
カサディンとダリウスは、最適なアイテムを装備させるとティア1ユニットとしては過剰なタンク性能を発揮していました。
チョ=ガスはその基本ステータスの高さから、あまりに安定してチャンピオンを「捕食」し続け、スタックを貯めていました。そこで今回のBパッチでは基本ステータスとマナを調整し、早い段階で集まった時以外は「無理やり」チョ=ガス構成に進むのが難しくなるようにしています。またベース攻撃力のナーフ(弱体化)はミュータントの効果に関係なく大活躍していた物理攻撃系チョ=ガスの強さを緩和するものです。多数の変更が入ることとなりましたが、暴れん坊チョ=ガスを鎮めるための措置としてご理解いただければ幸いです。
そして…ヨネのあのバグに待望の修正です。長い間修正できずにいたため、バグを含めてバランス調整をせざるを得なかったあのバグがようやく修正できました。なおバグ修正に合わせてバフ(強化)も実施しており、分身の強さはできる限り「正常な範囲」に寄せています。とはいえバフの内容からすれば、「特別製」オーグメントのヨネはかなりの活躍を見せてくれるでしょう。
ケミテック(9)は「ギズモ&ガジェット」でも屈指の発動難易度を誇る特性ボーナスです。そのため、難易度に釣り合う性能にするべく強化しました。
プロテクターのシールド効果時間を短縮し、プロテクターの紋章がチョ=ガスにとって「ダメージ完全無視」の紋章とならないようにしました。
前線を維持し続けて戦う構成が大流行しているため、前線維持/時間稼ぎに有効なアイテム、および時間稼ぎ系キャリーに有効なアイテムにナーフを実施しました。オーバータイムに勝負を決めるタイプの構成はやや厳しくなるでしょう。
以下の変更2点がリリース時のパッチノートから漏れていました。いずれも小型修正(すべて★3の性能調整)ですが重要な内容であるため、こちらに改めて記載します。
汎用性の高いオーグメントと比較すると、「~の魂」「~の心」などの特性付与オーグメントは選ばれにくい状態にありました。特に最初のオーグメントがプリズム(最上位)ティアだった時に魂オーグメントを引くと、特性に縛られないオーグメントを選択できる他のプレイヤーとスタートダッシュに差が開いてしまうため影響が大きい側面がありました。特性付与オーグメントに対する本調整の目標は、効能面で他の同ティアオーグメントと並ぶことです。変更内容はすべてバフで、特性を増やすこれまでの効果に加え、(わずかですが)即時的な戦力補強やエコノミー支援につながる要素が追加されています。
心オーグメント(一部を除く)を選択すると追加で対象特性のチャンピオン1体が付与されるようになり、特性発動や次のティア到達に役立てられます。
紋章x1の効果を持つオーグメントを「~のクレスト」に改名し、表記の統一を図りました(「傭兵」→「マーセナリーのクレスト」など)。以下に示す特性のクレストを選択した場合は、追加で同特性の指定チャンピオン1体が付与されます。
「~の魂」オーグメントのうち、対象特性チャンピオンにのみ効果を発揮するものを「~のクラウン」に改名した上で、その効果を紋章x2付与に変更。入手直後から特性ボーナスを活用できます。それ以外の「~の魂」オーグメントは、従来の効果に加えて追加ゴールドが付与されます。これらは即時的な戦力増強効果の面で他のプリズムオーグメントに近づけることを目指した変更です。なお各紋章はレシピ素材に基づいた追加ステータスまたは体力+150の効果を持つのでそちらもお忘れなく。
「Arcane」視聴後の感情のゆらぎくらい大型です。
イノベーター特性は、早い段階で上位ティアボーナスを発動した場合に意図した以上の強さを発揮していました。このため今回の変更では、メカ ベア/ドラゴンは引き続き狙えるようにしつつも、早すぎる段階では発動できないように調整しています。
「進歩の行進」はゴールド(ティア2)の中でも極めて優秀なオーグメントでしたが、本パッチではナーフ(弱体化)するのではなく、ティアをプリズム(ティア1)に変更した上で若干のバフを加えました。また出現タイミングを初回オーグメント選択時に限定することで、引いた時の「当たり」感をより確実なものにしています。
「スペル ブレード」に対する変更は適正なバランスへの修正を目標としたものですが、同時に通常攻撃時に毎回少量の追加ダメージを発生させる仕様からスキル発動後の通常攻撃に大量の追加ダメージを与える仕様へ変更することで、発動時の満足感とコンセプトを強化しています。
ケミテック特性はバフの発動体力に達するまで時間がかかるため、バフ効果時間を余らせて有効活用できないことがよくあります。そこで効果時間を一律にし、ティアごとに性能が上昇するように変更しました。これにより、終盤戦におけるケミテック(7)、(9)の影響力が上昇する見込みです。
「ギズモ&ガジェット」のリリース以来、ガレンはリロール構成で中心的な役割を果たしてきました。しかし最近のスナイパープロテクター構成ではあまりにも「断固たる」強さを発揮しているため、本パッチではスキルのダメージを大きく低下させています。
カタリナーフ再び。カタリナのダメージはミッドパッチのナーフ後も強大で、彼女の素行問題は解決していませんでした。このため★3でのスキルダメージを大幅に低下させています。彼女はスキルの使用頻度が高いため、影響の大きな変更となるでしょう。なおカタリナは北アメリカ以外の地域では人気が下火になっている一方、北米では未だにメタの中心であり続けているため、彼女の素行については今後も継続的に監視を続けていきます。
そしてカタリナメタの到来に併せ、あの「トロール」も一躍脚光を浴びるように。当初のトランドル構成はカタリナ構成へのカウンターとして人気を上げましたが、最適なアイテムが揃った時にはほとんどの構成に勝てる強さを発揮していたため調整です。
タンク系アイテムを重ねたタリックは時に絶対倒せない回復マシーンになり得ます。特に序盤戦やアルカニストの紋章を持たせた場合はそれが顕著でした。そこで今回は回復量にナーフを施し、倒しにくさを軽減しています。
シールドを何度も張り直して前線を維持し続け、後衛が遠慮なくダメージを出し続けられる状況を作り出していたヴェックス。これで最多ダメージを出すのが彼女でなければ、それほど悪い話でもなかったのですが…。
ユーティリティ系アサシンという役割をしっかり果たしているエコー。しかし敵の攻撃速度を下げ、味方の攻撃速度を上げるため、差が開きすぎるところがありました。
大活躍中のアサシン構成ですが、存在感の薄いチャンピオンが1人…その理由もインビジブルになれるからではありません。最も活躍しているアサシン構成でも、シャコは「後付け」で足される存在となっており、アイテムが余ってもトゥイッチに回されることがほとんどです。
ニッチなティア4チャンピオンにバフです。CC、タンク性能、あるいは剣の舞などが強化されています。
ジンが敵後衛に致命的な一撃を叩き込む頻度がわずかに上がり、通常攻撃の火力がやや減少。敵前衛を倒し切るのに少し苦労するでしょう。
「ファイナルスパーク」にナーフ。そりゃ1ラウンドに11回も撃てば、どれかはファイナルになりますからね。
ジェイスはたいていの状況で近接形態が最適解となっています。これは同形態の凄まじいタンク性能もさることながら、遠隔形態では活躍度が安定しないためでもあります。
「ギズモ&ガジェット」のアカリは、最適なアイテムがたまたま余っている時くらいしか活躍できていません。本パッチの基本ステータス強化で、ティア5チャンピオンらしい活躍を期待したいところです。
猛威を振るうコロッサス、ランクを駆け上がる巨体たち!攻撃速度を上げたガリオを中心とする通称「クラピオ」はとても強力で…とても奇妙な構成です。独創的な構成の出現が素晴らしいことは間違いありませんが、「クラピオ」はガリオの最適な運用方法というだけでなく、看過できないほどゲームバランスに甚大な影響を与えています。このため本パッチではガリオの腕っぷしを少し弱めつつ体力とスキルダメージを高め、タンクガリオにアンコールを贈りました。
最後はビクターのナーフ。そのダメージはあらゆるチーム構成を一瞬で消し飛ばしていたので少し自重してもらいます。彼には無理しすぎないで欲しいですからね。
特定のキャリーチャンピオンとの組み合わせで大活躍するブルーバフですが、終盤戦ではキャリーとの相性が悪く有効活用できない場合があります。そこで本パッチでは新たに初期マナを増加させるようにし、ユーティリティ系ユニットの初回スキル発動を早められるようにしました。この変更であれば元々相性の良かったチャンピオンにも大きな影響は生じないでしょう。
私がArcaneシーズン2で声優に抜擢される確率くらい小型です。才能は超大型なんですけどね…。
瞬身護法を活かした独創的な構成や、ブリッツクランクの同時ダブルフック動画があればぜひTwitterで私宛てにメンションを送ってください!
一部特性のティアのうち、使用頻度が低い/不遇状態にあるものにバフを実施しています。
新セット開幕からずっと存在感を示せていないシンジケート。そこで今回は防御性能を高める強化を追加しました。ただしシンジケート(7)のボーナス増幅率については、物理/魔法防御の強化分を考慮して低下させています。
リロール界に冬到来。
人気が高く強力なリロール コグ=マウ構成。今回は主要チャンピオンに大型ナーフを加えるのではなく、構成の強さを生み出しているいくつかの要因を細かくナーフして調整しました。先述のガレン・カサディンに対するナーフに加え、コグ=マウの体力割合ダメージも調整し、★3で急激に火力が上昇しないようにしています。
リサンドラは重大なバグ2点(スキル発動失敗関連)が修正されたことで大幅なバフとなったため、同時にバランス調整のためのナーフも実施しています。今回の彼女は様々な点が変更されていますが、総合的には若干のナーフとなるでしょう。
ラウンド数が限られた状態ではスタックを溜めるのも大変。そこでチョ=ガスがハイパーロールでも巨大になれるよう調整を加えました。
今後リーグ・オブ・レジェンドのイベントポイントは、試合数ではなくプレイ時間に基づいて付与されるようになります。詳細は「Quick Gameplay Thoughts」でご確認いただけます。TFTプレイヤーへの影響については以下をご覧ください。