パッチノートを読むには絶好の日和ですね!
そんな日にはパッチ12.13だけでなくボリューム・影響力の大きかったミッドパッチアップデートも併せてチェックするのがおすすめです。両パッチで実施した変更は、若干の試合時間短縮、ダブルアップのドラフトラウンド(回転寿司)改善、オレリオン・ソルのリワーク、および各種バランス調整を意図したものになっています。それでは、詳細を見ていきましょう。
ナミへの強烈なバフとブラッドミアのバグにより、メイジ構成は凄まじい活躍を見せるようになりました。一方、これで多人数メイジ構成がついに自らの足(ヒレ?)で自立できる状態になったため、メイジ不遇時代にソロキャリーとして奮闘してきたライズにナーフを実施しています。
試合時間全体を若干短縮するため、以下の変更を実施しています。
99.99%の試合はステージ8までに決着します。以下の変更は残りの0.01%のケースに対応するためのものです。
今回のゲーム時間修正によるチャレンジャー到達までのプレイ時間短縮量くらい大幅な変更です。
アサシン特性は12.12のミッドパッチアップデートでナーフ(弱体化)されましたが、その後も圧倒的な強さを示していました。
アストラルオーブの出現前、リロールボタンの光り方が内容物に応じて変化するようになりました。ポグルスみたいにリロール連打してゴールド管理を破綻させないようにしなくては…。
アストラルの紋章はダブルアップとカジュアルプレイの両方において影響度が大きすぎました。これは無理やりレベルを上げてティア5ユニットを狙うプレイが比較的通用しやすく、★レベルを上げたレジェンダリーユニットでゴリ押しできてしまうためです。アストラルの紋章の削除は、もしかしたらredditのTFTモデレーターにとっての福音になるかもしれませんね。
レイジウィング(3)は狙ったキャリー(スウェイン、ザヤ)にオムニヴァンプの生存能力と増加攻撃速度を付与するために使われることが多い状態ですが、この戦術は若干効率が高すぎました。他方、レイジウィング(6)/(9)は活躍できていない状況にあります。そこで大規模特性としてのレイジウィングをより実用的なレベルまで改善するためのバフ(強化)を実施し、併せてシヴァーナ(後述)も大幅強化しています。
シマースケール専用アイテムは最弱アイテムと最強アイテムで有用性が離れすぎていたため、本パッチでは両者を近づける修正を施しています。この変更により、出現アイテムを見た時に「ドレイヴンの斧(ザヤやコーキとの相性が良い)だったら良かったのに…」というガッカリ感は低減されるでしょう。
龍使い(2)と(3)の差はほぼ無視できるレベルにありました。これは開発チームのノムジーファンクラブにとって看過できない事態であり、ついには開発トップも「ドラゴンカエルこそが至高である」という声明に賛同。こうしてノムジーはその称号に相応しい強さを得ることになりました。というわけで、龍使い(3)ではノムジーの火球ダメージが2倍に強化されます。お忘れなく!
ついにキャバリエのキャリー構成が登場したことは開発チームにとって大きな喜びでした(結局消えましたが…)。ということで我らが子鹿ちゃんの★1、★2にバフを実施しています。
トリスターナの活躍度は平均の少し上程度ですが、活躍しすぎている他の砲手たちと合わせてナーフを実施。火力の一部を特性の効果(上記にてバフ)に移行させています。
龍術師スウェインはオムニヴァンプで凌ぎながら火力を高め、オーバータイムに持ち込むことで龍の如き強さを発揮していました。そこで今回は基本攻撃速度を下げて火力の上昇曲線を緩め、基本体力を下げてバーストで倒し切れる状況を作りやすくしています。
中盤戦における龍術師ボリベアはその高耐久・高火力を活かして圧倒的「すぎる」強さを発揮し続けています。今回の基本ダメージ低下により、ブラッドサースターで継続火力と耐久力を両立させていたビルドの人気も終息していくことになるでしょう。またボリベアには★2から★3へのパワーアップが体感しづらいという問題もありましたが、そちらも今回の変更で改善される見込みです。
デイジャの魔力系キャリーという役割をさらに強化するため、スキルの自動効果による魔法防御低下を削除し、効果を変更しました。
それ以外の変更点は皆さんの想像通りではないでしょうか。
メイジの紋章と最適なアイテムを備えたオレリオン・ソルの強さは天井知らず(そして宇宙へ!)…ですが、彼の強さは「最適なビルド」が揃うかどうかで決まってしまっていました。どれほど超巨大ブラックホールを作りたくても、アストラルユニットをたくさん集めていても、必要アイテムが手に入らなければ意味がないのではゲーム体験の楽しさが損なれます。
シヴァーナはアイテムさえ揃っていれば強力なキャリーになりうる状態でしたが、2度目のスキル発動までに時間がかかりすぎていました。そこで今パッチでは最大マナを減らし、代わりに耐久力を低下させています。これで2度目のフレイムブレスで安定して後衛を燃やしてくれることでしょう。
シヴァーナ以外のティア5ユニットについても、「レジェンダリー」ユニットに相応しい(早くレベル8/9を目指すだけの価値がある)存在感が維持できるようバフを施しています。
ジュエル ガントレットの強みはほぼクリティカル攻撃のみであるため、実質的には高いクリティカル率を必要とするユニット専用のアイテムになっていました。そこで本パッチでは増加魔力量(固定値)を上げ、インフィニティ エッジが入手できなかった場合でも魔力系キャリーが単体で活用しやすいように変更しています。
オーン専用アイテム(歩く鍛冶場オーグメント)にも、シマースケール専用アイテムと同様の変更(最弱アイテムと最強アイテムの差を縮める)を実施しました。
友情は全てに勝る…!とはいえ、ベストフレンドオーグメントは強すぎました。
ブルーバッテリーの効果がブルーバフと重ならないようにしました。組み合わせないように気をつけてくださいね。
跳弾の追加攻撃対象選択を改善。今後は近くのタンクよりも後衛キャリーに飛んでいくようになるでしょう。
適切な量のおやつを摂取していないノムジーくらい小さな、小さな変更です。
新設された最上位ティア、ギルド(7)の効果について少し計算してみましょう。ギルド(7)発動時、ギルドユニットはセジュアニから体力+500、トゥイッチから攻撃速度+50%、ライズから魔力+50、タロンから攻撃力+50、バードから通常攻撃時のマナ回復量+10、ギルドの紋章装備ユニットからオムニヴァンプ+15%を獲得するようになります。
星の瞳を持つ血の魔術師さんは、ブルーな何かを持たせると赤い液体のめぐりがもっと良くなりそうです。
ブラウムの、キラリと光る頭…脳。
チーム全体に通常攻撃時のマナ獲得量ボーナスを付与し、さらにドゥートまで集めていくバードは★1でもかなり強力なユニットです。その上スキルまで撃ってくるのですから対戦相手はたまりませんよね。
スタック数はもう、リアルタイムに把握していく時代です。
「歩く鍛冶場」で既に所持しているオーン専用アイテムが出現するとせっかくのオーグメントが盛り下がりますし、対象アイテムを有効活用できるキャリーが複数体いない場合もあるでしょう。ロケット推進型フィストが複数個入手できなくなるのは少し寂しいですけれどね。
ダブルアップ向けにプレイ体験向上を意図した変更を多数導入しました。主な内容は共有ドラフトラウンド(回転寿司)の開放タイミングに関するものです。