「リマスターポータル」へようこそ!
パッチ13.20はバランス変更とリワークが盛りだくさん。おまけにアナタの大好きな地域ポータルたち(と、「最下層」と「スティルウォーター刑務所」)の効果を合体させた「リマスターポータル」というお楽しみパッチの最新要素もミニデビューします。お楽しみパッチ誕生の経緯が気になる方は、「ルーンテラ リフォージ」のお楽しみパッチ担当者(Philip)、いつものコンビ(Alex、Mort)、そしてゲーミング界隈で最もハンサムな男が経緯を振り返ったこちらの記事もご一読あれ。え?もっと?そんな欲張りさんには空前絶後のモコフワ感を誇るタクティシャン「ポロのふわ玉」をどうぞ。もっふもふのポロがなだれのように押し寄せる独自のフィニッシャーアニメーションがコンバージェンスを埋め尽くしますよ。
10月12日
パッチ13.20で導入した野心的なリワークと大規模バフは、メタに数多くの新構成を出現させるという狙いを込めたものでした。しかし、私たちはその実現に失敗しました。リワーク後の複唱者構成は強すぎましたし、ニーラのスケーリング上限に対するナーフも、多くのメタ構成を弱体化したものの、新たに発見されたニーラ/セジュアニ構成では逆に強化となっていました。こうして私たちは今、パッチのリリースから24時間強で修正パッチを実装しております。
特性
パッチ13.20の覇者となった複唱者。今回は常勝構成の強さを生み出している2つの要因にナーフを実施しました。ひとつは複唱者(4)で追加スキル発動時の効果が強すぎた点。もうひとつは定番タンクのガリオ(詳細は次項)が長すぎるほどの時間を稼ぎ、複唱者たちのスキル連発を支え、トップ4入りを支えていた点です。
ユニット
ニーラは、先週末にニーラ/セジュアニという人気構成が発見され、一気に上位ティアに躍り出てきました。今回のナーフは主に射程延長時──要するにラピッド ファイアキャノン装備時──のニーラの強さを抑えるものです。これまでの彼女は、扇状攻撃で広範囲の敵を狙えていました。また、射程が伸びていると安全な位置から攻撃速度をスタックできるという有利もあり、これが遠隔ニーラの著しい強さを生み出していたため、この点もナーフを追加しています。なおニーラに対しては、直下に示すユニット自体の変更だけでなく、オーグメント項でも関連ナーフが入っています。あのオーグメントとニーラの組み合わせは「強い」というよりも(ゲームバランス的に)「おかしい」レベルでしたので。
また本ミッドパッチでは、アジールに小型バフを実施しています。攻撃速度系アイテムを装備させると影響を感じられるでしょう。
複唱者のリワークではソナとタリヤを実用的なユニットにすることでしたが、これは既に活躍していたツイステッド・フェイトにもバフを与える結果となっていました。
オーグメント
スコープ装着は「ルーンテラ リフォージ」前半こそ活躍度最下位クラスでしたが、「ホライズン バウンド」ではオーグメント界屈指のトップ4請負人となっていました。その効果はモルデカイザーやニーラといったチャンピオンの「弱点を潰す」作用を持つため、開発チームはオーグメントの存在を踏まえてバランスを調整するか、オーグメントを完全に無効化するかの選択を強いられることとなりました。オーグメントの完全無効化は私たちもできれば避けたいのですが、もうひとつ残された選択肢「モルデカイザーとニーラのスケーリング上限をこのオーグメント前提で調整する」と比較検討を重ね、この措置としました。
継続的に最適化が進められてきた「悪魔の紅炎」はゴールドオーグメントの域を超えるほどの強さを発揮するようになっていました。そこで今回は、ダメージ増加率に若干のナーフを実施しています。とはいえ、サステイン系アイテムと組み合わせれば引き続き強力なオーグメントとして活躍するでしょう。
アイテム
ノーマル(リマスターポータル)
ノーマルゲーム限定で、地域ポータル投票時に新たな合体版ポータルが登場します。合体しているのはいずれ劣らぬ人気ポータルばかり。ぜひ一度試してみてくださいね。ラインナップは以下の通りです:
チームプランナー:お知らせ機能
チームプランナーに、高速リロール時に役立つ新機能を追加しました!チームプランナーは試合中の構成検討にとっても便利なので、ぜひ活用してください!
ポロのふわ玉に捧げる私の愛みたいに大きな、大きな変更です。
特性
ビルジウォーターのパワー曲線を平滑化し、ティア上昇に合わせて適正な強化を遂げるように調整しました。特にビルジウォーター(9)では、一斉砲撃を固定ダメージ化するようにバフしていますが、これはチームに「与ダメージの一定割合を加算する」要素を活かせないユニットがいるケースが多いことを考慮したものです。
複唱者構成は狙ったユニットすべてを★3にできるかどうかで成否が決まる側面がありましたが、これは特性が「スキルの基本ダメージを増幅する」ことが原因でした。しかし、4体すべてを★3にできれば敵チームを一瞬で消し飛ばせるとはいえ、通常はそこに至るまでが厳しかったのも確かです。今回はそうした問題を解決するべく、一部のチャンピオンに変更を加え、特性発動人数の区切りを2/3/4にリワーク。さらに複唱者(4)にアイテム未装備ユニットを強化するバランス調整要素を追加しました。こうした要素なしには、バーストダメージを上げる/下げるしか調整手段がなくなってしまいますから。
変更後の複唱者構成では、おそらく複唱者(4)リロール構成が最も強力になるでしょう。しかしツイステッド・フェイトとソナにもバフが入っているため、デマーシア/ビルジウォーター/ソーサラー構成に復唱者(2)/(3)を組み込むのも有効になってくるでしょう。リロール系のメイン/サブ特性として使えるようになった復唱者。ぜひ実際に試して、感想を聞かせてください!
アイオニアは上位ティアボーナスが強力な特性です。しかしアイオニアの紋章は、そんな特性のカウントを増やせる上に付与ステータスも強力すぎました。そこで今回はアイオニアボーナスの攻撃速度を低下させています。
不振にあえぐシュリーマ特性。メインキャリーを務めるはずのアジールも多人数シュリーマ構成、軍師系構成の両方で非常に弱い状態にあります。そこで今回は、両特性にバフを実施。特に小型変更の項で紹介する軍師のバフは、軍師(4)/(5)の上位ティアに特化した強化となっています。
ゾウンは各ケミモッドのオーバーチャージ性能にバフ。ゾウン(4)/(6)に狙う価値を持たせるための変更です。
ユニット:ティア1
チョ=ガスがキル時に獲得する体力量を全★レベル共通にしました。これは★3チョ=ガスがティア1ユニットの限界を飛び越えて活躍していた状態を是正する一方で、ヴォイド/ブルーザー要員として★1で運用する際のバフにもなっています。また、★2完成タイミングが遅れた場合の「出遅れ」を抑える効果もあるでしょう。
ティア1最弱チャンピオン、オリアナ。単体ダメージとシールド付与というスキルのせいで、特性要員以外の理由で盤面に出す理由がない状態になっています。しかし、我々にも人間らしい暖かな心はありますから、今回はオリアナにバフを実施しました。このバフで最大マナが低下して攻撃速度が上昇しているため、スキル回転が良くなっています。いつか彼女もアイテムホルダーになれるといいですね。
ユニット:ティア2
タリヤは夢のダブルトラブル構成ですらあまり活躍できていません。そこで今回はダメージを底上げするバフを実施しました。これには複唱者のリワークに関連した補填という意味だけでなく、シュリーマおよび復唱者構成での実用性を高める狙いもあります。
セトは現在、ティア2で一番活躍しているチャンピオンで、2つの最有力構成(アイオニアヴァンキッシャー構成とアッシュリロール構成)のコアユニットとなっています。ユーティリティーとタンク性能に優れ、序盤戦はアイテムを持たせてスノーボールするユニット、終盤は安定感のある前衛として活躍していました。
ユニット:ティア3
「ホライズン バウンド」ではリロールキャリーとして活躍できていないダリウス。今回のバフで攻撃力反映率が上昇したため、攻撃力系アイテムとノクサス特性ボーナスの両方をさらに有効活用できるようになりました。
どうやらノーチラスは、ずっとチョ=ガスが独占し続けてきたチェイン ベストとネガトロン クロークを狙っているようです。預けてみてください、きっといい仕事をしますよ(と本人は言っています)!
レク=サイに欠けているものといえばタンキーな前衛を突破する能力。リワークで獲得したマークシステムで多少改善されたものの、それでも敵後衛に「潜り込む」には★3を完成させる必要がありました。そこで本パッチでは、マークを消費せずに戦闘終了まで付与したままとするように変更。物理防御の高いバスティオンたちやソーンメイル愛好家が相手でも、繰り返し噛みついて突破できるようにしました。ただし★3はリワーク後にも十分な活躍を見せていたので、マーク付与前のダメージ反映率については(特に★3で)低下させています。
今パッチで大刷新が入った複唱者。ソナのリワークもそのひとつで、新しい彼女は「味方チームの攻撃速度を強化し続けるユーティリティーキャリー」という側面が強くなっています。複唱者(4)構成で、複唱者たちにスキルが当たる位置に配置してみてください。えっと、わぁ!と叫びたくなるほど活躍してくれるはずです。
編集注記:「エトワール」はソナが扱う楽器の名前です。しかしこの情報をもってしても、酷いダジャレであるという事実は変わりません。
ユニット:ティア4
アフェリオスの基本攻撃力にバフです。大したバフに見えないかもしれませんが、ガンナー特性は基本攻撃力の一定割合を増加攻撃力として付与するため、多数ガンナー構成の愛好プレイヤーならば思わず躍り出したくなるでしょう。
フィオラのスキルが持つ対象指定不可の効果は、良好なバランス状態であってもフラストレーションを生んでいました。そう、敵フィオラが対象指定不可になっているあいだ、味方ユニットが律儀にスキル発動を待機しているのをただ見守るしかない…という状況です。そこで、本パッチでは対象指定不可の時間を無くし、その補填として他の要素に大型バフを実施しています。そのままでは圧倒的に倒されやすくなってしまいますからね!
ユニット:ティア5
ダーキンは優れた特性として活躍し続けているものの、特性の持ち主であるエイトロックスのほうはそうでもなく、キャリーとしての存在感を出せていません。そこで本パッチではダーキンバフの強さをエイトロックス本人へ部分的に移行し、ワールドエンダー要員ではなくキャリー役として盤面に出せる状態を目指しました。
ガングプランクは理想条件が揃っていればパッチ前の状態でも強力でしたが、キャリーとしては圧倒的に安定感不足でした。本パッチでは海賊船ドレッドウェイが「無駄撃ち」になる状況を減らし、彼が安定した活躍・操舵手腕を見せられるようにしています。
前パッチでは、ハイマーディンガーのキャリー系新アップグレード「リフラクタービーム」が追加されました。しかし、実際には第3段階まで強化してはじめてキャリーと呼べる活躍をするようになる状態でした。そこで今パッチでは、リフラクタービームのパワー曲線を平滑化しつつ、第3段階での強さを底上げしています。ぜひ機会を見つけて試してみてください。
オーグメント
アドレナリンラッシュ(ジャガーノート)、強固な突撃(チャレンジャー)、完全支配(ノクサス)などの特性強化系オーグメントはそれぞれの特性を上位ティアで発動させてもなお活躍できていなかったため、大型バフを実施しています。
複唱者は今回のリワークにより、スキル発動回数が減少しました。スキル発動のたびに魔力を獲得する特性特化型オーグメント「完全反復」の数値を上方修正することで、リワーク前と同様の強さになるよう調整します。
シュリーマの遺産には、所持プレイヤーが敗退した後もランダムなユニットを攻撃し続ける問題が発生していました。倒れてもなお残り続けるのは確かに「遺産らしい」挙動ではあるのですが、それでもあの世からのタワー攻撃を放置するわけにもいきません。
アイテム
アダプティブ ヘルムの個性を強化しつつ他の前衛用アイテムとの差別化を図るため、細かな新効果を追加しました。
現在のアイテム界で王座に君臨しているガードブレーカー。これは付与ステータスの総量が高く、「ルーンテラ リフォージ」がシールドの多い(ダメージ増加効果を発動させやすい)セットであるためです。そこで本パッチでは「シールド対策アイテム」としてのアイデンティティーを損なうことなくバランスを調整するため、付与ステータスの攻撃速度を低下させました。これはハンド オブ ジャスティスなど女神の涙から作られたアイテムを装備させた時よりもスキル発動が早かった側面を調整するための措置です。
競合相手がいる時の私のチョ=ガスみたいに小さな、小さな変更です。
地域ポータル
「イシャオカン」(ちなみにイシュタルの首都です)ではレディアントアイテムが比較的後半になってから付与されますが、タイミング的にはチーム構成の方向性を決めた後になることが多いため、有効活用が難しいケースが多々発生していました。そこで再合成装置1個をペアにし、構成に合致したアイテムを狙うチャンスを1回追加することにしました。入手したレディアントアイテムがキャリーチャンピオンと相性抜群の場合には、アイテム装備中のキャリーにこの再合成装置を使ってアイテムを外すのも有効かもしれません。
特性
ミッドセットでリサンドラが不在になり、厳しい状況が続いている多人数インヴォーカー構成。そこで今回は終盤戦の戦力を少し底上げするバフを加え、インヴォーカーとその友人たちが一層スキルを連発できるようにしました。
ユニット:ティア1
前線が崩壊して後衛に敵ユニットが迫ってくる時に、マルザハールがスキルを外す…ええ、それほど珍しくない光景でしたね、今までは。今回の変更は、そういった状況でもほぼ確実にスキルを当てるようにするものです。この変更はスカトルクラブを倒す上でも少し役立つでしょう。とはいえスカトルクラブの熱心なファンの皆様もご安心ください。彼らがマップを縦横無尽に高速ダッシュするときには引き続きスキルを外すこともありますから。
ユニット:ティア2
最近リロールキャリーとして頭角を現してきたツイステッド・フェイト。今回は細かな変更を多数行っていますが、目指したのは扱いやすさの向上、複唱者リワークに合わせた調整、そしてスキル回転速度の抑制です。
ユニット:ティア3
カルマの魔力反映率に若干のバフ。また「心炎」が不発に終わるケースがあった問題にも対処しています。
ユニット:ティア4
間違いなくパッチ13.19の覇者だったザヤ。特に★3の強さは凄まじく、他のティア4と比較しても圧倒的でした。
ユニット:ティア5
オーグメント
「アンラッキーすぎる」オーグメントの組み合わせ1組を排除。絶対に出現しないようにしました。
アイテム
「多様性は人生のスパイスである」と言いますからね。
サポートアイテム
サポートアイテムは全体的にもう少し…サポートしたほうが良い状態です。というわけで、サポートアイテムの多くに手を入れ、パワーレベル的に同等になるべきゴールドオーグメントと並ぶレベルになるよう調整しました。
バンシー ヴェールは行動妨害無効効果に攻撃速度増加が追加され、近接ユニットの多いチャレンジャー構成などで特に活躍してくれるでしょう。
マーターズ ヴァーチュにバグが発見され、修正されました。このバグ修正はアイテム性能の大幅強化となるため、その効果量に若干のナーフ(弱体化)を実施しています。バグ修正とナーフの両方を考慮すると、マーターズ ヴァーチュは前パッチよりも若干強力な状態となるでしょう。