皆さんご注目! パッチ13.9の登場です!
次回のパッチ13.10は、シーズン2023開始以来もっとも規模の大きなパッチとなる予定です。そのため、今週のパッチは少し軽めの内容となっています。今パッチ一番の注目ポイントは、新たなミニオン、ジャングルプラント、ワード、ニーコの中規模アップデートですが、何体かのチャンピオンに利便性向上の強化を施しているほか、過去の変更が上手くハマっていなかったチャンピオンにもフォローアップの調整も行っています。
また、5月2日よりロンドンでMSIが開幕されることもお忘れなく。新たなトーナメント形式など、本大会からの変更点を改めておさらいしておきたい場合は、こちらのMSI 2023観戦ガイドをご覧ください!
レベル7で5コストのチャンピオンを狙うくらい、反骨心にあふれている?それなら、こちらからTFTパッチノートをご確認ください!
中規模アップデート、全スキルに調整。
ニーコの中規模アップデートの狙いは、これまで十分に表現できていなかった“LoL随一のトリックスター”という彼女のテーマを確かなものにすることにあります。これまでの固有スキルは魅力に欠けており、活用しているプレイヤーはほとんどいませんでした。Wはもう少しトリッキーですが、それでも十分とはいえず、彼女のテーマが全く活かされていなかったのです!
そこで、ニーコを真に個性的なトリックスターにするため、固有スキルで擬態可能な対象を大幅に拡大することにしました。今後はミニオンやモンスター、さらにはイラオイの触手まで、体力バーがあるものなら何にでも擬態できるようになります。また、擬態した対象の種類に応じて、ほかのチャンピオンとは大きく異なるインタラクションが可能になります。
Wはクローンを自由に操作可能となり、真のトリックスターに相応しいツールとなりました。以前と同様、クローンを放ってあとは放置ということもできますが、細かく位置を操作して敵を偵察したり、エモートを使用して相手を騙したりといったプレイも可能になっています。固有スキルとWの活用幅が拡大したことで、技術習得の面でも非常にやり込みがいのあるチャンピオンとなったはずです。
Rにも大規模な調整が行われており、以前よりも信頼性が大きく向上しました。これまでのニーコのRは、巧みに動き回る相手にはなかなか当てることができませんでした。LoLにおいて、スキルは使用しているキャラクターに有利に働いていると感じられるべきですが、ニーコのアルティメットスキルは自分よりも敵に有利に働いているように感じられる状態となっていたのです。なお、新バージョンのアルティメットスキルは以前よりも遥かに敵に当てやすくなっているため、それにあわせてパワー(クールダウンとダメージ)を少し低下させました。
さらに、彼女にとって非常に自然なロール──つまり、ジャングルニーコの可能性を拡大すべく、いくつか調整を施しています。ジャングルをニーコのメインロールにする気はありませんが、彼女のテーマやゲームプレイを考えると、ジャングルはとても親和性が高いロールと言えるでしょう。そこで、プレイヤーの反応を確かめることにしました。
これまでの中規模アップデートと同様、ニーコに関しても変更の影響を注視していき、必要に応じて調整を行っていく予定です。そして最後にもう一つ。ニーコの新たな固有スキルは非常に特殊なメカニズムを有しているため、リリース以降に不具合が見つかることが予想されます。そうした不具合については、今後のパッチで継続的に修正していくつもりです。
固有スキルのダメージが増加。Rの移動速度増加量が上昇。
エイトロックスはトップレーンでその力を発揮できずに苦戦しているようです。彼がほかのトップレーナーたちと対等に渡り合えるよう、「固有スキル - 死兆の構え」のダメージスケーリングと、アルティメットスキルの移動速度増加量を強化し、狙っている対象を捕まえやすくしました。
Wのダメージが低スキルレベルで増加。
アムムはジャングル初心者に最適なチャンピオンです──操作面でもコンセプトでもジャングルクリアが容易であり、それが彼の長所といってもいいでしょう。そうした扱いやすさが理由で、低スキルレベル帯では勝率が高くなる傾向にあったのですが、最近はその勝率が少し低下してきているようです。その一方で、サポートとしてはあらゆるスキル帯で妥当な強さを見せていることから、サポートとしてのパワーはあまり高めないようにしました。
レベルアップごとの攻撃力が減少。Qのモンスターに対するダメージが増加。
今回の変更は、ベル=ヴェスが苦戦しがちな序盤のジャングルクリアを手助けするためのものです。彼女は序盤のジャングルクリアのリスクが驚くほど高く、これはジャングルメインのチャンピオンとしては異常と言えます。そこで今回、ジャングルクリアのパワーを少し増加させることにしました。ただ、全体としては比較的バランスが取れていることから、基本ステータスのスケーリングを少し低下させてもいます。彼女はジャングルクリアから得られるメリットが大きいため、総合的なパワーは横這いになると予想していますが、ジャングラーとしての一般的な役目を果たすうえでの幸福度は高まるはずです。
レベルアップごとの攻撃力が減少。
ジンクスはADCの中で頭一つ抜けているので、ほかのマークスマンたちと足並みを揃えるため、少し弱体化することにしました。
Eの魔力反映率が低下、固有スキルのウェーブダメージを調整。Rの詠唱時間が短縮、効果範囲が増加、無敵時間を調整、ダメージ発生までの遅延が増加、魔法ダメージが減少。
ケイルのアルティメットスキルに調整を施し、無敵状態で攻撃を行える時間を伸ばすとともにその効果範囲を拡大することで、“遠くから敵をスキルで攻撃できる”という遠隔攻撃キャリーとしての強みを失わずに済むようにしました。今回の変更はケイルを全体的に強化することが目的ですが、無敵状態中の攻撃はかなり強力なため、代わりにダメージを少し低下させてもいます。
固有スキルの体力減衰量が増加。
耐久力アップデートの実施、そして増加体力のスタックを付与する「心の鋼」の追加以来、サイオンの固有スキルは以前よりも遥かに長い時間、持続するようになりました。これは本来のスキルデザインから外れてしまっているので、意図していたレベルまで引き下げることにしました。
Qのダメージが増加。
ここ最近、スウェインは序盤のレーン戦とダメージの面で魅力が低下しているので、とくに敵が近くにいる状況で安定して高いダメージを出せるよう、Qを強化することにしました。
Rの詠唱不能条件を調整。
タリヤの中規模アップデートでは、アルティメットスキルを使用可能な局面で壁が絶対的な逃亡手段とならないよう、制限を設けました。この調整は一定の成果を上げていたものの、直前にダメージを与えた敵を追いかけることができず、タリヤが損をしているように感じられるケースもありました。タリヤがロックサーフィンで敵に突撃できても問題ないはずですので、詠唱の制限を緩和したいと思います。
基本攻撃速度が上昇、基本マナが増加。
トランドルはトップレーンでもジャングルでも活躍できていない状態にあります。そこで、このトロールキングのパワーが大幅に低下した原因と考えられる、パッチ12.23での基本攻撃速度の弱体化を元に戻すことにしました。また、基本マナも強化することで、トップレーンでもっと積極的にダメージトレードを行えるようにしました。
Wのダメージと体力回復量が増加。
ボリベアはほかのトップレーナーと比べると、パワーレベルが平均を下回っているようです。そこで、対面相手にとってレーン戦がフラストレーションとならないよう注意しつつ、全スキルレベル帯で彼の助けとなるよう、以前に行った体力反映率の弱体化を元に戻すことにしました。
「リッチ ベイン」は徐々にその魅力が薄れてきているようです。このアイテムをビルドの中心とするチャンピオンの間ではまだ人気を保てていますが、購入時の満足度を高めるとともに、魔力系アイテムの選択肢として全体的な有用性を強化したいと考えました。
ベイガーの「ワーモグの心臓」ビルドはタンキーすぎるため、この橋におけるフラストレーションを軽減できるよう、彼の被ダメージを少し増やすことにしました。
MSI 2023の開催にあわせて、MSIをテーマにしたClashトーナメントが開催となります! このトーナメントは8チームのブラケットで争われます。最初の週末は5月6日と7日で、最初の週末のチーム結成は5月3日から可能になります。2回目の週末は5月13日と14日で、2回目の週末のチーム結成は5月8日から可能になります。
MSI Clashの一環として、Clash期間中にプレミアムチケットを購入したプレイヤーは以下の報酬を受け取れます(注:日本地域は法的制限があるため、この報酬の対象から除外されています)。
悪質な振る舞いのプレイヤーを特定するにあたり、皆さんにもっと協力してもらえるよう、試合中のプレイヤー報告機能を追加します。これらの報告があれば、試合中どのタイミングで悪質行為が発生したのか正確に把握することができ、今後のシステム改善もやりやすくなります。この機能を使わずに済むならそれが一番ですが、もし試合中に何かありましたらお役立てください。
今回のパッチで、以下のエモートが公開されます。