Dev
Quick Gameplay Thoughts 1月14日:プレシーズン2022

プレシーズン2022の変更の結果

Dev作者Riot Phroxzon
  • クリップボードにコピーされました

皆さん、こんにちは。私はPhroxzon、サモナーズリフトチームの新しいデザインリードです!長らくチームの一員として働いていて、ゲームバランスと、過去4年間のプレシーズンに携わってきました。プレシーズン2022で導入したコンテンツがどのような結果になったか、こちらの記事で書いていきたいと思います。

ケミテック&ヘクステックドラゴン

それでは、新しいエレメンタルリフトとドラゴンソウルから見ていきましょう。ヘクステックリフトについては良い感想が届いていて、全体的に満足していますが、ケミテックリフトについては、主にステルスの仕様についての不満を見かけています。テスト中は、霧の中から敵の脇を突くような、ケミテックリフトにしかない楽しいプレイにつながる可能性を見出していましたが、ストレスを感じる戦闘にもつながっていました。自陣側ジャングルの奪い合いや、ケミフォグ発生場所の際への新しいワード設置が、特に難しくなることがあります。パッチ12.1では、防御的な場所にスクライヤーブルームを増やすことで、この問題への対処としています。これがどのような結果になるか、引き続き監視を続けます。

ケミテックソウルについても全体的な不満との意見を受け取っており、これは地形に関する不満にもつながっているかもしれません。「ケミテックソウルを持つ敵チームがケミフォグの中にいるのをフェイスチェックする行為は、戦闘力と視界の両方で負けていることが多いので難しい」という皆さんの意見には同意します。内容にかかわらずケミテックソウルが現在強すぎるという意見にも同意しますので、パッチ12.2で数値を下方修正するつもりです。この2点の変更後も、ケミテックリフトの良い部分が表れず、プレイヤーの不満が続くのであれば、リワークを視野に入れての大規模な変更も含めて検討していきます。

オブジェクトの賞金

次は、オブジェクトの賞金についてです。「試合の早い時間帯でまだまだ拮抗しているのにオブジェクトの賞金が出現する」、「負けているチームがいくらか差を取り返したのに、オブジェクトの賞金が減るのが遅すぎる」という意見が登場直後にあり、私たちも同意しました。アクティブになっている賞金があると、無効化タイマーがいつでもリセットされてしまっていたため、オブジェクトの賞金をリセットせずに片方のチームが連続でオブジェクトを獲得した時、ものすごい量のゴールド有利が生じていました。皆さんのフィードバックとゲームデータのおかげで、すぐにシステムを見直して安定させることができました。(200年の内部テストよりも、ライブサーバー実装後の最初の1時間の方が、多くの情報をもたらしてくれます!)

「オブジェクトの賞金は有利なチームへの罰のように感じる」というフィードバックも受け取りました。当然ですが、勝っているチームからは逆転のためのメカニズムは嫌われます。オブジェクトの賞金は負けているチームが必ず得られるものだとは考えていません。登場後のバランス調整が正しく行われたので、現在の様子は適切なようです。勝っているチームがうまくプレイすれば、得られる賞金は最小限になり、負けているチームがうまくプレイすれば、獲得した賞金で逆転のために弾みをつけられるのです。まだまだ微調整は続いていますが、長期的な視点ではこのメカニズムが良くなるだろうと考えています。不利な時に実践できる戦略を増やし、独創的なマクロの動きを考える動機になっていて、負けているから諦めるのではなく、力を合わせて勝利を目指すことを奨励するものですから。

ルーン、サモナースペル、アイテム

プレシーズン開始後、一部のルーンにも変更を行いました。リーサルテンポがそうです。パッチ11.24のナーフ後も、近接チャンピオンのパワーカーブを試合序盤に強い方向で歪めていたので、パッチ12.2ではレベルによる成長要素が加わります。グレイシャルオーグメントは近接チャンピオンにとってはとても良い選択肢になりましたが、長期視点で防御とユーティリティーを重視する選択肢として、エンチャンターにももっと選んでほしいと思っています。ファーストストライクも、キャリーとアサシン向けの選択肢として良いものになりました。他のキーストーンとのシェア争いも良好ですし、別のプレイスタイルの開拓にもつながっています。

プレシーズン当初の内容ではありませんが、パッチ12.1で行ったテレポートの変更も、非常に良好な結果となりました。初期データでは、勝率や選択率への影響は最小限になっていて、試合序盤の小規模戦闘への影響力を減らすという目標を達成できています。

最後に、アイテムについてです。バランス面での大きな外れ値はなく、登場後の調整が必要だったのはごく少数のアイテムで、アイテムへの変更結果はほとんどが良好でした。全体的に満足していますが、いつも通り皆さんの思うことには全力で耳を傾けていますし、必要なら微調整も続けていきます。

皆さんのフィードバックがなければ、プレシーズン2022を現在の形に仕上げることはできませんでした。ご感想やフィードバックを今後もお待ちしています!いつもプレイしてくださりありがとうございます。サモナーズリフトでお会いしましょう。シーズン12での幸運をお祈りしています!



  • クリップボードにコピーされました

関連記事
関連記事