カンカンカンッ! パッチ13.15がリングに入場だ!
夏の一大イベント「ソウルファイター」はお楽しみいただけていますか? すでに皆さんの中には散策を終えて、登場済みの対戦相手を全員倒してしまっている方もいるでしょうから、さらなる対戦相手を用意しようと思います。このパッチにて登場するソウルファイター後半戦のメンバーにぜひご注目ください──彼らはアリーナにも特別出演しますので、どうぞお見逃しなく!
アリーナにはすでにマイクロパッチが2つリリースされていますが、まだ終わりではありません! ゲームのおもしろさと新鮮味を維持するため、このパッチでさらなるバランス調整を行います。引き続きアリーナでのバトルをお楽しみください。皆さんにリングでお会いできることを楽しみにしております!
次はサモナーズリフトにおける、お馴染みのバランス調整について見ていきましょう。このパッチでは、プロシーンを席巻しているセジュアニ&マオカイへの弱体化や、レル使いに嬉しいQoL(利便性の向上)アップデートを行っているほか、少しやりすぎだった過去の強化をいくつか元に戻しています。また、ペットに対する「スマイト」のインタラクションをアップデートしているほか、この変更を受けてペットの耐久力にも再調整を行っています。詳細は以下でご確認ください!
アリーナでリロールしても、なかなか良いオーグメントを引けない? それなら、まったく違うゲームで運試しといきましょう! その名も……「チームファイト タクティクス」です! TFTでの変更内容に関する詳細は、こちらのTFTパッチノートをご覧ください!
最上位ランク(マスター以上)におけるデュオのMMR制限が、パッチ13.15で再び有効化されました。
Qのダメージが減少。
前回のパッチでエイトロックスをちょっと強化しすぎたようなので、少し抑えることにしました。今回の弱体化では、必要性の高かったウェーブクリアの強化は維持しつつも、前回のパッチで大幅に強化されたダメージの数値を少し元に戻しています。
固有スキルのクリティカル率の反映率が上昇。Rのクリティカル率に応じた追加ダメージが増加。
ケイトリンは現在のパワーレベルだと活躍がかなり難しい状態にあるため、ライフルの火薬(おそらくヘクステック?)を増量して、銃弾の威力をいくらか高めることにしました。このパッチでは彼女のクリティカル率系ビルド──具体的には固有スキル&アルティメットスキルのクリティカル率の反映率を高めました。今回の変更によって、レーン戦が優位になるわけではありませんが、アイテムによるスケーリングに関して言えば、ライバルたちに追いつきやすくなったはずです。
レベルアップごとの攻撃力が増加。Rの通常攻撃時ダメージが増加。
ここ最近、カミールは刃の鋭さが失われており、プロシーンでもあまり姿を見せていません。そこで今回、スキルセットにいくらかパワーを戻すことにしました。具体的には、サイドレーンと集団戦の両方でもっとキルを獲得できるよう、レベルアップごとの攻撃力とアルティメットスキル発動中の与ダメージを増加させました。
基本体力自動回復が上昇。Wの物理防御と魔法防御の増加量が上昇。
グウェンは現状、強化が必要な状態に陥っているようです。そこで(比喩的な意味で)糸を束ね、命綱を投げ入れてあげることにしました。与ダメージの面は良好なスポットに収まっているので、今回は試合序盤を中心に耐久力を高め、対面が苦手チャンピオンでも戦いやすいようにしています。今回の変更により、とくに「W - 聖なる霧」を上手く使うことで、苦戦を強いられやすい相手に対してもダメージトレードで渡り合えるようになるはずです。
魔法防御が減少。Wの味方の通常攻撃時ダメージが増加。Eのシールド耐久値を調整。Rのデイジーの持続時間が短縮、物理防御と魔法防御が減少、体力が減少、通常攻撃ダメージが減少。
アイバーンは“エンチャンタージャングラー”というLoL内でもユニークな立ち位置にいます──それを考えると、メインビルドはエンチャンターであるべきです。高魔力ビルドも有用であるべきですが、現時点ではサポートビルドのパワーを大幅に上回ってしまっています。そこで今回、Eの魔力反映率の弱体化、Eの基本シールド量の強化、デイジーの追加通常攻撃ダメージの魔力反映率の弱体化(デイジーはチャンピオンとの1v1を対等にこなせるべきではありません)、味方へのWのバフ効果の強化を施すことで、そのビルドとプレイスタイルをサポート寄りにシフトさせ、「ナイト ハーベスター」から引き離しました。
また、アイバーンは単純に強すぎます。そこで上記の変更に加えて、彼の魔法防御を遠隔攻撃チャンピオンと同等になるように再調整し、デイジーの持続時間をティバーズと同等になるよう短縮しました。今回の45秒という時間は、“持続時間の最後まで生き残らせるのは難しいものの、彼女が倒されないよう細かく操作する意義は感じられる”という意味で、十分な時間であるはずです。
そして最後に、デイジーの耐久力を全体的に調整しました。これには2つの理由があります──“ペットに「スマイト」で大ダメージを与えられなくなったので、ペットの耐久力を少し下げる必要があった”というのが1つ目。そして、“デイジーの耐久力をスキルレベルではなく、チャンピオンレベルに応じて増加させる必要があった”というのが2つ目の理由です。チャンピオンレベル6と10を比較すると、試合の状況は大きく異なるでしょう。ですが、この2つの時間帯におけるペットの耐久力の差が、試合に有意義な違いを生んでいたわけではありませんでした。
基本体力が減少。Qのダメージが減少。Wのクールダウンが延長。
現在人気急上昇中のカイ=サは、ビルドの選択肢を豊富に持っています。攻撃力ビルド(「クラーケン スレイヤー」+「ナヴォリ クイックブレード」など)は少し強すぎる程度ですが、高魔力ビルドは一線を大きく越えており、それが理由で彼女は非常に強力なボットレーナーと化しています。そこで今回は、ビルドの多様性や彼女をプレイする楽しさを維持できるよう注意しつつ、魔力ダメージに小規模な弱体化を施すと共に、より全般的な弱体化も行うことにしました。
Qのモンスターに対するダメージが減少。
今シーズン、プロシーンでは枝葉が伸び放題になっているマオカイですが、ソロキューでは良い位置につけています。ギャンクや集団戦における敵への行動妨害に関しては、すでに良好なレベルなので、このパッチでは代わりにジャングルクリア速度を少し低下させることにしました。
固有スキルの増加移動速度が上昇。Qの基本ダメージが増加。
前回の調整以来、ナミはルシアンに依存しない、独り立ちした強い魚となりました。ルシアンと運命共同体ではなくなった今なら、彼女のパワーをいくらか戻しても問題ないはずです。そこで、彼女が味方に付与する移動速度を高めると共に、Qのダメージを少し増加させました。サポートとしてのメインツールであるWとEに関しては慎重になる必要があるので、今回は代わりに味方を安定して助けられる移動速度バフを強化しています。また、当てるのが難しいQを命中させた際の満足感も少し高めました。これによって序盤のパワーは増しますが、“レーン戦で強力なサポート”という立ち位置は維持すべきだと考えています。
複数のQoLの調整。
レルは中規模アップデートを経て、ボットとジャングルで大いに活躍できるようになりました。ただ、不具合や一貫性の問題、QoLの必要性が散見されたため、このパッチでそれらに対処します。
彼女のQ + 「フラッシュ」は、ほかのスキルショット(アーリのEなど)と同じように機能しており、「フラッシュ」後も最初に狙っていた場所に向かい、必要に応じて角度が調整されていました。これにはメリットも存在しますが、レルが後方に向かってQを発動してしまうなど、意図した方向とはまったく違う向きを攻撃するケースが多発しており、「フラッシュ」で壁を越えた後はとくに向きがおかしくなっていました。これでは混乱を生むと思っています。また、W2の通常攻撃はもっさりしていて、少し反応性が悪く感じられていたので、もう少しスムーズになるようにしました。そして、固有スキルの適用がスキルと通常攻撃で一貫していなかったので、今回その点も解消しました。
Wの基本ダメージが減少。
今シーズン、セジュアニはマオカイと同様、プロシーンにおいてトップクラスのジャングラーとなっています。そろそろ、ほかのジャングラーにスポットライトを譲るべきでしょう。そこで今回、Wの基本ダメージを弱体化しました。このスキルはクリア速度と序盤の小競り合いに大きく関係するため、プロシーンではとくに効果が見られるはずです。
レベルアップごとの攻撃力とレベルアップごとの体力が減少。
前回シヴァーナに行った調整は少し熱すぎたようなので、少しだけ炎を小さくしたいと思います。シヴァーナは昔から低MMR帯の方が活躍できていましたが、最近の変更によってこの傾向がさらに強まりました。今回の変更では、このスキルレベル帯の偏りを少し緩和すべく、基本ステータスをいくらか低下させています。これなら、すでに弱い状態にあるウェーブクリア速度に影響を与えることなく、パワーを低下させる余地がある試合終盤を少し弱体化できるはずです。
Qのダメージが増加。Eのクールダウンが低スキルレベルで短縮、モンスターに対するダメージが増加。
タリヤは岩を操る能力を持っているにもかかわらず、最近はロックな活躍ができていないようです。現状だとミッドとジャングルの両方、とくに試合序盤の火力とダメージを与える頻度に強化の余地がありそうなので、この両方を強化しました。
固有スキルのシールドのスケーリングを調整。
ヤスオはミッドシーズンアップデートによって序盤の有力アイテムだった「イモータル シールドボウ」を使えなくなり、今もその影響から完全には立ち直れていません。「ルインドキング ブレード」や「デス ダンス」はクリティカル系チャンピオンという彼の中心的なテーマに反しているので、こういったアイテムに依存することなく、序盤から中盤の戦闘を生き延びるのに十分な耐久力を得られるよう、今後も調整していきたいと考えています。今パッチでの変更により、レベル1とレベル18ではそのままですが、試合中盤に得られるシールド量が30~50%増加することになります。
Wのシールド耐久値が増加。
現在、ヨネはソロキューであまり活躍できていません。ヤスオと同様、彼も序盤の生存力を高める上で必須アイテムだった「イモータル シールドボウ」を失いました。そこで今回、レーン戦でもっとダメージトレードをしやすいよう、Wのシールド量を増加させると共に、1試合通しての全体的な耐久力を強化することにしました。
現在、「スマイト」には“チャンピオンへのダメージ”と“それ以外へのダメージ”の2種類のダメージ値が存在します。アニーやアイバーンなど、ペット持ちのチャンピオンには残念な話ですが、長く生き延びることで活躍することができるペットは“それ以外”に含まれています。ただ、「スマイト」がチャンピオンのアルティメットスキルを排除してしまうのは不公平です。また、“召喚スキルを持つチャンピオンへの対処に特別に優れている”というのは、ジャングラーに必要な強みであるとは思えません。そこで今回、「スマイト」とペットのインタラクションをアップデートしました──具体的には、召喚者であるチャンピオンへの挙動と同じように低ダメージで、アップグレードするとスロウ効果を付与するようになります。
また、3つの目標の下に、アルティメットスキルのペット自体にも調整を行いました。まず、ペットに対する「スマイト」の威力が低下したので、その埋め合わせとして、ペットの耐久力を全体的に少し低下させました。これらの変更により、試合全体で耐久力が平均して約5~10%低下しています。2つ目は、アルティメットスキルのペットの体力に、もっと一貫性を持たせられるよう変更を加えました。これまでペットの耐久力は、チャンピオンレベル6だと1v1では倒し切れないほど高いのに、試合中盤(レベル9や10)の集団戦を生き残れるほどは伸びませんでした。耐久力のスケーリングをアルティメットスキルのレベルではなくチャンピオンレベルに合わせれば、これらの粗がなくなるはずです。そして3つ目ですが、ペットの耐久力における魔力反映率を低下させます。この反映率はペットの耐久力の粗をなくす上で役立っていますが、基本的な耐久力と機能性をある程度はペット自体が持っているべきです。その一方で、ペットの攻撃能力は獲得ゴールドとスキルレベルに応じて伸びるのが妥当だと考えています。
ティバーズの耐久力が低下。
Rの超絶砲の耐久力が低下。
Rの「霧の乙女」の耐久力を調整。「霧の乙女」に物理防御、魔法防御、体力自動回復を追加。
「ナイト ハーベスター」を最も有効活用できているユーザー……それはアイテムの「スタティック シヴ」です。「スタティック シヴ」は、その効果であまりにも簡単に「ナイト ハーベスター」の効果を発動できており、カウンタープレイの余地がほとんどありません。そこで今回、効果の適用方法をほかのアイテムと揃えるため、スキルか通常攻撃のダメージでないと「ナイト ハーベスター」の効果を発動できないようにしました。
「グレイシャルオーグメント」は現状あまりに強すぎる状態で、敵のタンクサポートが活用していた日には最悪の気分になります。また、このルーンのせいで「ガーディアン」や「アフターショック」の有用性を実感できなくなっています。そこで、このパッチでは「グレイシャルオーグメント」の基本値を低下させつつ、一般的にタンクサポートが活用していないステータスの反映率を増加させました。これなら純粋なタンクはスロウ効果を基本値からあまり高められなくなりますし、タンク以外のチャンピオンは2個以上のアイテムを購入することで、より強力なスロウ効果を使えるようになるはずです。
アリーナのバランス調整へようこそ! パッチ13.14のホットフィックスは、確立されつつあったメタを破壊し、圧倒的な強さを見せていたマークスマンハイパーキャリーを抑制することを主な狙いとしていました。パッチ13.15での変更は、活躍できていない多数のチャンピオンを強化すると共に、クラス単位ではなくチャンピオン単位で、トップティアの面々に弱体化を続けることが中心となっています。今後は、苦戦することが多いタンクとアサシンに注目していきますが、まずはパッチ13.15での変更によって、バランスがどう変わるのかを見る必要があるでしょう。皆さんにアリーナを楽しんでいただけるよう願っています!
それと、バランス調整について見ていく前に大事なお知らせがあります──このパッチで新たなソウルファイターが参戦します! アリーナにやって来る以下のファイターたちにぜひご注目ください!
今回のパッチで、以下のスキンがリリースされます。