パッチはチョコレートの箱のようなものだと言えるでしょう。パッチノートを読むまで、中にどんな驚きが詰まっているのか分からないのですから(驚きと言えば、このパッチノートには新たなライターが参加しています!)。
このパッチでは“ケミテック長者”である「レナータ・グラスク」が、マーケットの独占を図るべくサモナーズリフトにやってきます。また、現在主流となっているADCのラインナップに新風を吹き込むべく、カリスタ、ルシアン、ザヤに強化を施しつつ、そのほかの面々にもバランス調整を行っています。一方、トップレーンではエンチャンターのお友達のことで緊張感が高まっているようなので、この現状に対処するためサポートのゴールド増加アイテムを調整します。そして最後に、新たな「電刃」スキンが電撃的な頂上を果たします――心拍数のチェックを忘れずに!
TFTではミッドセット「ネオンナイト」の導入にあわせて、レナータ・グラスクやシルコといった新たなチャンピオンがロスターに加わります。TFTパッチノートの詳細はこちらをご覧ください!
Qのスイートスポット(剣先)の追加ダメージが増加。
ファイターアイテムの変更による影響については目下監視中ですが、エイトロックスの火力が不足しているのは明白でしょう。この強化は彼にとってのスイートスポットであるに違いありません。
Eの基本ダメージ軽減量が増加。
前回のパッチで行われた弱体化は、アムムにとって少々悲しすぎる結果となりました。現在はEの自動効果のダメージ軽減に上限が設定されているため、基本ステータスを強化すればこのスキルのパワーをいくらか戻せるはずです。
Rの矢の速度が上昇。
アッシュはしばらくの間メタから外れた状態となっているので、この機会にマップの端から端までを射程に収める魔法の矢を強化しました――これで“氷の射手”の補助性能の安定性が高まるはずです。
基本体力自動回復が低下。
レーン戦でもう少し注意深く行動する必要が出てくるよう、このロボの基本的なサステイン性能を低下させました。
レベルアップごとの基本攻撃力が低下。Rのクールダウンがスキルレベルに応じて短縮されないように。
ドクター・ムンドはトップレーンで大暴れしているようです。医療キットをもっと有効に活用しなければ患者を鎮静化させられなくなるよう、基本的な攻撃力を少し低下させました。
基本攻撃速度が上昇。Wのダメージ反映率が上昇。
今シーズン、イラオイはまだ自分の居場所を確保できておらず、ファイターアイテムの変更からも良い影響を受けてはいません。最高火力についてはもう十分にワイルドであるため、クラーケンを解放しやすくなるよう基本ステータスを強化しました。
基本物理防御が上昇。
ここ最近、“復讐の槍”はあまり恐ろしい存在となれていません。序盤にもっと攻撃的なプレイをしてもレーン戦を確実に生き延びられるよう、彼女を強化しました。
Qのマナコストが減少。
“光の番人” は今シーズン、光を見ることが少なくなっているようなので、「エッセンス リーバー」を購入する前であっても光り輝くスキルをもっと積極的に利用できるよう強化しました。
Eの通常攻撃時効果の基本ダメージを以前の値に。
前回のパッチでナミの固有スキルに調整を行った際、彼女のパワーが海面から溢れないよう、Eを少しだけ弱体化しました。結果として彼女は少々沈みすぎてしまったため、変更の一部を(リールのように)巻き戻すことにしました。
ヒットボックスのサイズを小さく。Qの追加の花弁の基本ダメージが増加。Wのクールダウンが短縮。
“不思議のカメレオン”はしばらく勝率が低い状態が続いているため、少し愛情を注いでやる必要がありそうです。彼女の大きなヒットボックス(=やられ判定)を同タイプのチャンピオンに合わせて小さくし、Wの使用頻度も高めました。また、花弁のダメージも増加させました――ウェーブクリア性能の向上により、カモフラージュを利用してほかのレーンを奇襲しやすくなるほか、スキルのコンボではより大きな花が咲くことでしょう。
レベルアップごとの体力が上昇。Qの基本ダメージとチャンピオンからの回復量が低下。
ヌヌは長らく全スキルレベル帯で“強すぎる状態の一歩手前”に位置していましたが、前回のパッチでとうとうラインを跨いでしまいました。そこで、ヌヌとウィリアムウィルンプを妥当な状態に戻すため、ジャングルクリア性能や彼らの特徴となっている雪玉系スキルはそのままに、全体的なタンク性能を低下させました。
固有スキルの攻撃力反映率が低下。
この女帝は高スキルレベル帯で少々強すぎる状態が続いているため、固有スキルの攻撃力反映率を低下させることで、ウェーブクリア性能とスノーボールの可能性を低下させました。
基本物理防御が上昇。
ランブルはとくにトップレーンで弱い状態にあります。そこで彼がほかの近接攻撃型レーナーと肩を並べ、もっと攻撃的なプレイが可能となるよう、防御力を強化しました。
レベルアップごとの体力が上昇。
サモナーズリフトのママっ子No.2(新しいパッチノートライターがNo.1です!)は、前回のパッチでほかのファイターに比べてプレイの有効性と勝率が少し低下しているため、小規模な強化を施すことにしました。
基本物理防御が減少、レベルアップごとの物理防御が増加。Eのクールダウンが低スキルレベルで延長。
ベイガーはほかのチャンピオンより頭一つ抜けた状態にあります。その影はとくにボットレーンに強い影響を与えているため、ミッドよりもボットに焦点を当てたやり方で、ステータスの伸びを調整しました。
Eのクリティカル率に応じたダメージ増幅量が上昇。
ザヤに脅威系ビルドという選択肢が存在するのは良いのですが、それによってクリティカル系ビルドの存在感が低下しているようです。“反逆の刃”のゲームプレイにおけるバランスは健全であり、攻撃速度系アイテムを少しでもビルドすればその個性に見合った結果が得られているので、素早く激しい羽根を取り戻してもらうため、E - ブレードコーラーのクリティカル率反映率を増加させました。
非チャージ時の通常攻撃の基本ダメージと魔力反映率が低下、体力が低下した敵に対するダメージ増加量が上昇。チャージ時の通常攻撃のスロウ効果がQの低スキルレベルで低下し、高スキルレベルで増加、スロウ効果時間が短縮。Qの基本ダメージが低下した代わりに、クリティカルで増加するようになり、余剰攻撃速度の攻撃力への変換率が上昇。Wのスロウ効果が低スキルレベルで低下、クールダウンがスキルレベルに応じて短縮されるようになり、低スキルレベルで延長。Eのクールダウンを延長。Rの増加攻撃速度がスキルレベルに応じて増加しないように。
ゼリの火花は必要以上に激しいショックを生み出しているため、クリティカル系ビルドよりもブルーザー系ビルドに焦点を当てたやり方で、全体的なパワーを弱体化しました。
“Tab”によるスコアボードでアイテムのアイコンをピンすると、味方のアイテムのクールダウンとチャージを表示できるようになりました! また、スコアボードのアイテムアイコンにタイマーのビジュアルエフェクトが追加され、サモナースペルと同様、その状態が視覚化されるようになりました。
ここ最近、序盤の強力な選択肢として「再生の珠」を3つ購入する戦術が流行りつつあります。しかし、これによって本来序盤に弱いチャンピオンが、中盤に大きな代償を支払うことなく、十分なサステインを得られるようになってしまっています。そこで今回、ゴールドコストを増加させる調整を行いました。なお、この変更によってとくにソロレーンでの生存が困難になってしまった場合、「ドラン」系アイテムへの変更も検討するつもりです。
ここ最近、エンチャンター系サポートチャンピオンがソロレーンにおいてサポートのゴールド増加アイテムを利用し、レーンでのプレイに集中することなく、マップ中をロームしながら自動的にゴールドを稼ぐというケースが増えてきています。リーグ・オブ・レジェンドにおいて、創意工夫を凝らしたプレイは大切だと考えています。ですが試合の健全性を考慮すると、この戦略における序盤のロームは一線を超えてしまっています。またこの戦略は“レーンの対面相手が試合序盤の強さを活かし、レーンフェーズ中にビルドの有利を築く”という機会を奪ってしまってもいます――これはどんな試合においても、重要なプレイ要素であるべきです。
これらの問題については、より強固な解決策が必要となることは間違いなく、現在それに向けて作業を進めています。それまでの間、いくつかのシステムを調整することで、そのほかのゲーム要素への影響を最小限に抑えていこうと考えています。具体的には、オブジェクトの賞金とCSベースの賞金を調整しました。これらはまだ型破りなゴールド戦略に組み込まれてはいませんが、不健全な状態を引き起こす可能性をはらんでいます。また、サポートのゴールド増加アイテムに関して、試合開始から5分間はミニオンファーム時のペナルティを増加させることにしました。このタイマーがあれば、レーナーが通常通りにファームをしてすぐにゴールドを稼ぐというのができなくなるはずです。
上記のゴールド増加アイテムに関する変更とは別に、極端にゴールド差が入れ替わってしまう状況に対処するため、オブジェクトの賞金が無効化されるまでのタイマーを短縮しました。オブジェクトの賞金が終了した際、リードを奪われていたチームはリードを奪われたままの状態であるべきですが、この猶予時間中にリードを奪われていたチームが複数の賞金を連続で獲得し、ゴールド差で大幅に有利になる状況が発生していたのです。
2022年のClashシーズンが始まります! アイオニアカップは、最初の週末のチーム結成が2月14日から可能になり、トーナメントは2月19日、20日に開催されます。2度目の週末のチーム結成はパッチ12.5期間中の3月1日から可能になり、トーナメントは3月5日、6日に開催されます。
ミシックコンテンツの改修が数パッチ後にスタートします!パッチ12.4は、戦利品ドロップやランダム合成で2018年、2019年のプレステージスキンを入手し、オリジナル版の所有者となれる最後のパッチとなります(これらプレステージスキンのオリジナル版所有者は、ミシックコンテンツの改修期間中に、該当スキンの特別なバージョンを無料で入手することができます!)。
今回のパッチで、以下のクロマが公開されます。