宇宙の女傑ベル=ヴェスのように明るく輝く、パッチ13.17の登場です!
今週のパッチでは、大きく分けて3つの方針のもとに変更を行っています。まず、現在のファイター向けアイテムであまり活用できていないファイターたちに調整を施しました。これにはエイトロックス、ヘカリム、ヴァイ、そしてシン・ジャオなどが含まれています。彼らは超低耐久力ビルドを組むことが多くなっていましたが、今後は耐久力とダメージを組み合わせたビルドを組めるようになるでしょう。
次に、ファイター向けアイテムをいくつか強化しました。具体的には、ファイターが激しい集団戦で活躍できるだけのタンク性能を得られるよう、一部アイテム──「ゴアドリンカー」や「ストライドブレイカー」、大幅に変更された「ショウジンの矛」──の耐久力を高めています。「ショウジンの矛」の強化に関しては、スノーボールし始めたチャンピオンが、2つ目のアイテムとして購入する際の魅力を高めることを目標としています。これについてはQuick Gameplay Thoughts:パッチ13.16で詳しくお話ししていますので、見逃していた方はそちらをご覧ください!
そして3つ目ですが、チャンピオン全体の耐久力に注目して変更を行いました。ここ最近、一部チャンピオンのタンク性能が大幅に低下していたので、そうした基準値を下回っているチャンピオンに対処しています。今年の前半、「イモータル シールドボウ」を失ったことでヤスオとヨネの耐久力が低下していたため、その埋め合わせを行いましたが、今回はサミーラを新たな基準まで強化しました。また、ここ最近クインとアクシャンが低耐久力ビルドに移行しているので、彼らにも調整を行っています。「イモータル シールドボウ」と言えば、「ブラッドサースター」と比較して見劣りしない選択肢になるよう、このクリティカル/ライフスティールアイテムに調整を行いました。それと「イーブンシュラウド」には、「ソラリのロケット」と足並みが揃うよう弱体化を施しています。これらの変更が組み合わさることで、最近低下傾向にあったチャンピオンの平均的な耐久力が上昇するはずです。
さらに、このパッチでは長らくお待たせしていたブルーエッセンスストアが復活します! エッセンスストアは日本時間9月7日5時00分から2週間オープンします。品揃えをチェックして、日本時間2023年9月21日5時00分の店じまいまでにブルーエッセンスを使っておきましょう。所持しているブルーエッセンスは少ないけど、チャンピオンのかけらはたくさん残っている? それなら、前回のパッチで新たに導入された一括分解を利用してみてくださいね。
TFTのパッチノートはこちらです!
固有スキルのダメージタイプを魔法ダメージに変更。Wのダメージタイプを魔法ダメージに変更。
現在、エイトロックスは「ドラクサー ダスクブレード」から「セリルダの怨恨」の順にビルドするのが最も一般的で、これが理由で集団戦での耐久力が非常に低く、大勝か惨敗しかない極端な状態となっています。そこで今回、固有スキルとWのダメージタイプを魔法ダメージに変更しました。この体力回復効果は軽減後ダメージで計算されることから、今後は脅威と物理防御貫通によって、ダメージと体力回復効果がそれほどスケーリングしなくなります。「ゴアドリンカー」や「ストライドブレイカー」、「ブラック クリーバー」など、タンキーなアイテム候補の機会コストは低下することになるので、ダイバーアサシンというよりも、ジャガーノート的なプレイが可能になるでしょう。
レベルアップごとの体力と物理防御が増加、レベルアップごとの攻撃力が減少。
耐久力の低いチャンピオンを筆頭に、この1年間でチャンピオンの耐久力が全体的に低下しています。パッチ12.9の頃(昨年の耐久力アップデート前)よりは高いものの、とくにマークスマンはそのパッチで増加した耐久力が半分くらい失われている状態にあります。すべてのチャンピオンが影響を受けているわけではありませんが、一部のチャンピオンはこの耐久力の低下により大きな影響を受けています。こうした問題に対処すべく、今年の初めにヤスオとヨネに調整を行いましたが、今回のパッチではアクシャン、クイン、サミーラを対象に調整を行っていきます。
ここ最近、アクシャンは「ウィッツ エンド」と「イモータル シールドボウ」を利用した少しタンキーな通常攻撃時効果ビルドから距離を取っている状態にあります。彼が新たに有用なビルドを見つけたことは良いのですが、そのせいで戦闘があっという間に決着するようになりました。そこで今回、戦闘のペースを少し落として、アクシャンと対戦相手の双方に余裕を持たせられるようにしました。
今回の調整はかなり小規模なものですが、基本攻撃力の低下によってクリティカル倍率も低下し、相対的に「ルインドキング ブレード」や「ウィッツ エンド」の通常攻撃時ダメージの価値が高まるでしょう。
基本体力と魔法防御が増加、基本攻撃速度と攻撃速度反映率が低下。固有スキルのシールド耐久値を調整。Wのマナコストが低下、攻撃速度の増加量が減少。Eの攻撃力反映率が上昇、マナコストが低下、チャンピオン以外に対する追加ダメージを削除。Rの自動効果のダメージが増加。
ブリッツクランクはリリース当初から比較的シンプルなチャンピオンであり、これは私たちもプレイヤーも望んでいることなので、そこに焦点を当てて変更を行いたいと思います──昨年、ブリッツクランクをジャングルでもプレイできるよう変更を行いましたが、今回それを元に戻すことにしました。この一年で、ブリッツクランクが両ロールで成功を収めることは困難であると証明されており、ジャングルでプレイ可能な状態であっても、ブリッツクランクをジャングルで使っているプレイヤーはあまり多くありませんでした。今後は最も人気の高いポジションであるサポートを中心に、バランス調整を行っていくつもりです。
固有スキルの追加魔法ダメージと通常攻撃時の体力回復量が増加。Eのスタン効果時間を延長。
エリスは“蜘蛛の女帝”ではありますが、現状だと“ジャングルの女帝”と呼べる状態ではありません。現在、彼女はほかの多くのジャングラーよりもジャングルクリア性能が低くなっています。クリアリングにより多くの時間がかかり、他ジャングラーと比べて残る体力も少ないため、本来得意であるはずの最初のギャンクで、エリスはその強さを発揮できていないのです。また今回、試合終盤のバランスにも調整を施し、終盤になってほかの強みが低下したとしても、敵を捕らえる性能は強力なまま維持できるようにしました。
メガナーQの基本ダメージが増加。メガナーWの基本ダメージが増加。
ナーはソロキューでもプロシーンでも苦戦が続いており、活躍できていません。そこで今回、レーン戦での強さを伸ばせるよう、メガナーのQとWの基本ダメージを増加させ、オールインによるダメージトレードをもっとリードに繋げられるようにしました。
基本マナ、基本マナ自動回復、レベルアップごとのマナ自動回復が増加、レベルアップごとのマナが低下。Qのマナコストが減少。Wのマナコストが減少、オムニヴァンプが低下。
ヘカリムの現在のビルドは耐久力が非常に低くなっています。彼が「ショウジンの矛」を使うようになったことは良いのですが、それでもまだ「ドラクサー ダスクブレード」と「マナムネ」をビルドしています。そこで、「マナムネ」への依存度を低下させることにしました──今後もこのアイテムをビルドする場合、火力は低下することになりますし、ビルドしなかったとしても、マナの問題はそれほど深刻にはならないでしょう。「マナムネ」をビルドする必要がなくなれば、ほかのファイター向けアイテムを購入しやすくなるはずです。
また、ヘカリムは現在のベストアイテムが「ショウジンの矛」であり、このアイテムはこのパッチで強化されます。システム的な変更からだけでもパワーがかなり増加すると考えられるため、予防的に自己回復能力を弱体化しておきたいと思います。その埋め合わせとして十分なほど、ほかのアイテムから増加体力を得られるはずですが、彼がバランスの取れた状態に落ち着くよう、必要に応じてフォローアップ調整を行っていくつもりです。
Wの攻撃力反映率が低下。
ここのところ、ケインは手の付けられない状態になっているので、大幅な弱体化を施し、パワーレベルを低下させることにしました。現在、とくに高スキル帯では「影の暗殺者」が「ダーキン」を上回っているので、今回は「影の暗殺者」を中心に弱体化を行っています。相手からすると、ケインのWにはほとんど対抗手段が存在していないため、このスキルのパワーを低下させて、彼のポークによるフラストレーションを低下させつつ、形態間のパワー差を縮小させました。
Qの攻撃力反映率が低下。
ケインと同様、カ=ジックスもここ数ヶ月の間、ジャングラーとして圧倒的な活躍を見せています。そこで今回、Qに小規模な弱体化を施すことにしました。ただ、ミニオンや盾になってくれるチームメイトの背後に隠れられた場合を考慮し、「ヴォイドの刺棘」のポーク性能はそのまま維持しています。代わりに、オールインのパワーを少し低下させています。今後も十分なダメージは出せますが、ゴールドでリードを奪っても、それほど刺々しくはならないでしょう。
Eのスロウ効果および減少体力の反映率が低下。
できるだけのことはしましたが、キンドレッドは相変わらず高スキル帯のソロキューをほぼ掌握しています。今回はギャンクパワーを対象に弱体化を行いますが、これはどのような対戦相手にとってもメリットとなるはずです。また、スキルセットに含まれる“タダで”得られる基本ダメージを低下させたので、「ステラックの篭手」のような非常にタンキーなアイテムよりも、ダメージアイテムをビルドする必要が生まれるはずです。
基本マナ自動回復が低下。固有スキルのダメージが増加。Qのクールダウンがスキルレベルに応じて短縮されるように。Eの基本ダメージが減少。
今回のパッチでは、ラックスのサポート性能を強化しすぎないよう注意しつつ、ミッドレーンにおけるダメージキャリー性能を高めています。具体的には、マナ自動回復を弱体化してサポートラックスのパワーを抑制する代わりに、Qのクールダウンがスキルレベルに応じて短縮されるよう変更し、固有スキルのダメージも増加させました。これにより、熟練のラックス使いであればより大きな(明るい)影響力を発揮できるようになるでしょう。
基本体力が減少。固有スキルのクールダウンが延長、「群れの同胞」が近接攻撃から追加ダメージを受けるように。Qのダメージと体力回復量が減少。Eのダメージが減少。
前回のパッチで弱体化を行ったにもかかわらず、ナフィーリは相変わらず強い状態にあります。そこで今回のパッチでは、「群れの同胞」を利用できる時間を減らしました。これによって、レーンで「群れの同胞」をキルする戦略の有効性が高まり、対面相手には余裕が生まれ、ナフィーリはもっと慎重なプレイを求められるようになるはずです。また、相手が近接攻撃チャンピオンの場合、Qの攻撃を容易に両方とも命中させることができるので、その分の埋め合わせとして、近接攻撃チャンピオンが「群れの同胞」を排除しやすくしました。
同様に、Q2のとどめを刺すパワーは維持しつつも、ポーク性能とサステイン性能を低下させました。この変更後も、Qの攻撃を両方当てるメリットはありますが、体力の高い敵に対してはそれほど有効ではなくなるはずです。
レベルアップごとの体力が増加。Wの基本ダメージが増加。
ここ最近のオリアナは、とくに試合中盤のパワースパイクにおいて、タンゴのダンスステップが数歩遅れてしまっている状態にあります。そこで今回、試合序盤の弱さは残しつつも、彼女が最も強くなるタイミングで敵に連続してWを命中させた際、もう少しパワーのスパイクを実感できるようにしました。
レベルアップごとの体力が増加。Qの基本ダメージが減少。Eの基本ダメージが減少。
前述のとおり(アクシャンのコメントを参照)、この1年間で一部チャンピオンの耐久力が大きく低下しています。クインもそうした基準値を下回っているチャンピオンの1体です。現在、彼女はスカーミッシャースタイルのビルド(ウィッツ エンド、ルインドキング ブレード、ブラッドサースター)から攻撃特化ビルドに移行しており、脅威アイテムをビルドすることが多くなっています。
今回のパッチでは、クインの戦闘パターンがもっと緩やかになるよう攻撃速度への依存度を高めつつ、“殺るか殺られるか”の瞬間火力への依存度を低下させました。その一方で、敵に接近された際に一撃で倒されてしまわないよう、基礎的な耐久力を高めています。
基本体力が増加。
サミーラは、ここ最近で耐久力が大幅に低下し、今回の調整リストに追加された最後のマークスマンとなります。彼女は序盤に「イモータル シールドボウ」を入手しないと、耐久力が非常に低く感じられる状態となっています。キル志向のリセットを活用したサミーラのプレイスタイルはある程度リスキーであるべきですし、火力を後回しにして「イモータル シールドボウ」を2つ目のアイテムとして先に購入したいなら、それも有効であるべきです。ですが、今回は基礎的な耐久力を高めて、序盤からアグレッシブにプレイした場合でも、もう少し安全に戦えるようにしたいと思います。
射程距離が増加。攻撃力が減少。
トリンダメアは対面相手の心に恐怖を植え付けることができずに苦戦しているため、彼がもっと現代的な近接攻撃チャンピオンたちと肩を並べられるよう、パワーを増加させることにしました。ほかの近接攻撃スカーミッシャー(トランドル、マスター・イー、ダリウスなど)の多くも射程が175なので、今回の変更によってより直感的にプレイできるようになるでしょう。とはいえ、射程が50伸びる影響はかなり大きいので、予防的に基本攻撃力を低下させて、レベル1~2のオールインでリードを奪いづらくしました。今回のアップデートがトリンダメアに与える影響については、注意深く監視していくつもりです。
Qのダメージが増加。
ツイステッド・フェイトはソロキューであまり活躍できておらず、プロシーンでもほとんど存在感がないのでもう少し運を味方につけられるようにしたいと考えました今回の強化では、彼の中心的なスキルであり、敵に接近しづらくなる試合終盤でとくに有用なQのダメージを増加させて、スキルセットの個々のパワーを高めました。イエローカードがネタにされる時代は終わりです──ポークTFにご期待ください!
Qの基本ダメージが増加。Wのクールダウンが短縮。
ヴェックスはいつもより気分が落ち込んでいるようなので、もう少し明るく(ただし元気になりすぎない程度に)歩き回れるようにしたいと思います。このパッチでは、敵のダッシュに関連した能力を調整するのではなく(こちらはもう良好な状態です)、そうしたすでに有利なマッチアップを加速させないよう注意しながら、試合序盤のスキルを強化することにしました。
固有スキルの最大体力に応じたシールド量が増加。Wのクールダウン短縮量が増加。Eのクールダウンが短縮。Rのダメージが減少。
今年ヴァイに行ったバランス調整は、ジェットコースターのように浮き沈みが激しいものでした。現在、彼女はソロキューでかなり弱い状態にあり、パッチ13.13の弱体化によってプロシーンでの存在感もほぼなくなってしましました。そこで今回、彼女を中程度のファイタービルドに向かわせ、フルタンクやフルアサシンのビルドからは遠ざけることにしました。具体的には、主要なタンクツールとして通常攻撃とWを利用するメリットを高めています。
また、Eを優先的に最大化する重要性を低下させることで、代わりにWを2番目に最大化できるようにしました。Rに施した弱体化は、ソロキューよりもプロシーンでの影響が少し大きくなるよう調整しています。
基本マナ自動回復が減少。固有スキルのユニットキル時のクールダウン短縮量が増加。Wのマナコストが上昇。
現在、ソロキューでゼラスサポートが大いに活躍しており、対面相手はポークによってリコールせざるを得ない状況に追い込まれています。パッチ13.14で行った強化は、ゼラスミッドの方が影響が大きかったものの、すでに十分強力だったサポートの勝率も上昇させてしまいました。現在ミッドの強さは妥当な範囲に収まっているので、今回はマナの制限を強めたいと思います。これならミッドにはあまり影響を与えずに、サポートとしてのパワーを弱体化できるはずです。
固有スキルの体力回復量を調整。
シン・ジャオのビルドは基本的には軽めのファイター寄りで、「赤月の刃」や「ルインドキング ブレード」といったアイテムが利用されています。そこに根本的に問題があるというわけではありませんが、「トリニティ フォース」や「ブラック クリーバー」など、もっとパワフルなアイテムを十分に活用できるようにしたいと考えています。そこで今回、体力反映率を追加して「コレクター」や「エッセンス リーバー」といった本格的な脅威アイテムをスキップし、よりタンキーなアイテムを選べるようにしました。
数学的な話をすると、「不退転」はアイテム購入なしだと純粋な強化となりますが、増加体力のない攻撃力アイテムのみを購入した場合は弱体化となります。一方で、「トリニティ フォース」や「ゴアドリンカー」、「ブラック クリーバー」といったハイブリッド耐久力アイテムをひとつでも購入すれば強化となる計算です。
基本体力自動回復が上昇。Eの魔法防御低下量が増加。
このパッチでは、ゾーイがもっと立ち回りやすくなるよう、いくつか変更を行いました。今回、魔法防御低下効果をスケーリングさせる必要性をなくしましたが、防御力アイテムがビルドされる前段階では、あまり影響はないはずです。また、ゾーイは耐久力が非常に低く、意義あるダメージトレードを成立させるには序盤から敵に接近する必要があるので、基本体力自動回復も増加させています。この変更により、レーン戦でもっと安定して戦いが可能になるでしょう。
「ブラッドサースター」はリードしているプレイヤーが追い打ちのために購入するアイテムとして考えると、少しだけ強すぎます。アイテムとしてはかなり良好な状態にあり、同じビルド内で2つのシールドを容易にスタックできないという点にも満足していますが、少しだけ調整が必要です。今回の調整では、「飽満」が「英気集中」と同じ条件になるようアップデートして一貫性を高め、これらの効果が同時に発動、終了するようにしました。
このパッチにおける「ドラクサー ダスクブレード」の調整の狙いは、その自動効果をほかの対象指定不可効果(タワーは除く)と同じにすることで、「ドラクサー ダスクブレード」の対象指定不可効果のインタラクションをもう少し直観的にすることにあります。また、「イグナイト」などでキルが確定した場合、そのキルは受けるべきであり、「ドラクサー ダスクブレード」によって無効にされるべきではないので、自動効果によるダメージ無効を削除します。
「イーブンシュラウド」はサポートタンク向けミシックアイテムとしては一貫して強すぎる状態で、その強力さゆえにクラス関係なく利用される傾向にあります。価格、ステータス、レシピのすべてが「ソラリのロケット」と同じであることから、消去法で考えるとその自動効果こそが強すぎる原因である、ということになります! エウレカ!
「ゴアドリンカー」はヘビー級のファイター向けアイテムで、耐久力が主な強みとして想定されています。このアイテムはできるだけ長く生き延びたいファイターにとって定番のアイテムとなるべきなので、その用途を果たせるようスロット効率と耐久力を高めました。
現在、「イモータル シールドボウ」は少し弱い状態ではあるものの、1つ目に購入すべきアイテムでなくなったことには満足しています。というのも、レーン戦におけるダメージトレードの意義を、このアイテムはあっという間に消し去ってしまうからです。とはいえ、2つ目のアイテムとして購入したい場合、「インフィニティ エッジ」や「ゲイルフォース」、「クイックブレード」といった価値の高いアイテムを後回しにすることになるので、機会コストの損失が大きくなります。プレイヤーにこのトレードオフの判断を行ってもらうことは良いと考えているため、試合序盤のシールド耐久力を高めて、その価値をもう少し早い段階で感じられるようにしました。全体としては、クリティカル/ライフスティールアイテムの候補として、「イモータル シールドボウ」と「ブラッドサースター」をもっと同等なものとして考えてもらえるようになれば嬉しいです。
このパッチでは、「ショウジンの矛」をミドル級ファイター向けの堅実なアイテムにすることを目標としています。そこで、ステータス効率を大幅に強化することで、このアイテムを活用できるチャンピオンを増やし、アイテムが4つ揃うまでの自動効果も大幅に強化しました。ヘカリムやジャックスなどの一部チャンピオンにとって、この強化は大いに喜ばしいでしょうし、新たにこのアイテムを選ぶチャンピオンも出てくるはずです。もし今後、バランスを乱すチャンピオンが出てくれば、必要に応じて個々にフォローアップを行いますが、より多くのファイターが体力500のアイテムを購入するようになれば、全体的なゲームバランスは良くなると考えています。
パッチ13.10で行った「スタティック シヴ」の魔力反映率の変更は、「ナッシャー トゥース」や以前の「レイジブレード」のように、通常攻撃が得意でなおかつ魔力反映率も欲しいチャンピオンに合う、ハイブリッドアイテムを新たに作り出すことが狙いでした。そして、ハイブリッドビルドを利用する多くのチャンピオン(カイ=サやヴァルス)にとって、このアイテムはかなり妥当なバランスに落ち着きました。しかし、ルブランが「スタティック シヴ」を定番アイテムとして利用するようになり、その状況は「ナイト ハーベスター」とのインタラクションを弱体化した後でも変わっていないので、このアイテムの魔力ビルドとのシナジーをもう少し低下させる必要があります。
「ストライドブレイカー」は本来であればかなり強力なアイテムです。しかし現状だと、これをメインアイテムとして効果的に利用できるチャンピオンは少数です。今回行った軽めの強化によって、「ゴアドリンカー」と比べてダメージは高くなりますが、耐久力は低くなっています。とはいえ、攻撃速度アイテムとしては「トリニティ フォース」よりも耐久力の面で上回っています。
「先行投資」は単純に強すぎるルーンとなっており、ロール全体で見ると圧倒的にジャングラーに選ばれています。今回の変更でルーン候補のバランスが整い、ジャングルのパワーがわずかに低下するでしょう。
追い上げ経験値
ジャングルの追い上げ経験値は、ほぼ想定どおりに機能している状態ですが、“自分たちがそれほどリードしていないのに、敵が追い上げ経験値を獲得しているように感じる”という珍しいケースが見られるようになっています。これは平均レベルの計算方法が“繰り上げ”になっていたことが原因でした。平均レベルとの差が2レベルを少し超えただけのプレイヤーが3レベル差として計算され、追い上げ経験値が有効になっていたのです。そこで計算方法を変更して、毎回繰り上げにはならないようにしました。これによって上記のようなレアケースの大半は解消され、“敵のジャングラーが不当に差を詰めている”と感じることがなくなるはずです。
ドラゴンの忍耐力
このパッチで、すべてのドラゴンに忍耐力の表示バーが追加されます! ほかのオブジェクトと同様、ドラゴンにリーシュ範囲(追いかけてくる範囲)を示すビジュアルインジケーターが表示され、ドラゴンがこの範囲から出ると忍耐力ゲージの減少が始まります。この変更によって、馴れていない人でもドラゴンがどこまで追跡してくるのか把握できるようになり、もっと安定してドラゴンを獲得可能になることを期待しています。
忍耐力の表示バーとリーシュ範囲インジケーターを正常に稼働させるには、ドラゴンのAIを根本から作り直すしかなく、それに伴いちょっとした変化が生まれています。つまり、ドラゴンのおかしな挙動(戦闘中にジャンプスクワットを始めるなど)が改善されており、リーシュ範囲内での行動にも少し変化が見られるはずです。
強化
弱体化
バグ修正
ブルーエッセンスストアが復活します! 日本時間9月7日5時00分より、ブルーエッセンスを使ってクロマやアクセサリーを購入可能になります。エッセンスストアは、日本時間9月21日5時00分で店じまいとなりますので、忘れずにチェックしておきましょう!
このパッチで、164体分のチャンピオン イラストアイコンがリリースされます! これらのアイコンはストアから各250 RPで直接購入可能です。
QoLの変更
バグ修正
スキンのバグ修正
アリーナのバグ修正