今年最後のパッチとなる、パッチ12.23の登場です!
ランダムミッド、およびポスト・プレシーズンへの調整がメインとなるパッチへようこそ! 今週、ハウリングアビスではいくつかの大規模な変更──「フロストゲート」の導入、橋の修復、造園など──が行われるほか、無料で参加可能なランダムミッドClashも初開催となりますので、ぜひ挑戦してみてください! また、このパッチではプレシーズンのフォローアップ調整が行われます。苦戦している一部のタンクを強化し、強すぎるジャングラーたち(モルデカイザー)のパワーを低下させているほか、ビリっとくるゼリへのアップデートも導入します。
(ライターからのお知らせ:12月末には多くのライアターが年末休暇に入るため、今回のパッチ期間は長引くことになります。この休暇の前後でミッドパッチアップデートをリリースすることになるでしょう。何か大きな問題が発生した場合は最善を尽くすつもりではありますが、どうぞご了承のほどをよろしくお願いいたします!)
2022年、LoLをプレイしてくださった皆様、ありがとうございました! 2023年にまたお会いできることを楽しみにしています!
TFTにおいては、今回のパッチで8番目のセットがリリースされます! モンスター級の新セットとなっていますので、こちらでTFTパッチノートをご確認ください!
2022年12月9日(太平洋標準時) ミッドパッチアップデート1
ランダムミッドのバランス調整
ランダムミッドファンの皆さんに朗報です! 前回のパッチで導入された新たなステータス調整に加え、タワーの崩壊や「フロストゲート」など、このパッチでハウリングアビスにエキサイティングな新要素が登場します。
ランダムミッドが楽しいのは、戦闘やポーク、コンボを決めているときなのであって、戦闘地点まで歩いて戻っているときではありません。そこで素早く戦闘に戻れるよう、ハウリングアビスにヘクスゲートを追加しました!
ここ最近、長い年月を経て橋の一部が脆くなっており、崩壊が始まっています。このタワーの崩壊の狙いは、マップ上にいつものランダムミッドの真っすぐな道筋とは異なる、興味深い状況を作り出すことにあります。これにより、警戒すべきチョークポイントや隠れられる戦場の霧が追加され、新たなプレイを生み出せる新たな地形が発生することとなります!
ゲームプレイに新鮮味を加えるため、この橋にちょっとした造園作業を行うことにしました。
ようやくハウリングアビスの修復に取りかかることができました! 新たにタワーの崩壊メカニクスが追加されたことを受け、タワーの瓦礫で移動可能な範囲が狭くならないように、少しスペースを広げようと思います。
現在のバトルブースト機能にちょっとしたQoL(使い勝手向上)のアップデートを行います。
全チャンピオンでS評価を獲得しましょう!(運を味方につける必要はありますが)
モスストンパーはプレシーズンに登場したジャングル コンパニオンのなかで、最も強力なコンパニオンとなっています。そこで、現在の行動妨害耐性ボーナスに少し調整を施し、カウンタープレイの余地をもう少し増やすことにしました。
「ラヴァナス ハイドラ」の全体的なステータスを少し強くしすぎたようで、ゴールド効率が高すぎるアイテムとなってしまっています。攻撃力を求めるチャンピオンが早めに入手するアイテムというニッチな特徴は維持しますが、範囲ダメージを低下させるとともに、強すぎる原因となっていたオムニヴァンプをスタック効果から削除しました。
前回のパッチで行った「サンファイア イージス」のダウングレードに伴い、その自動効果「猛火」活用できていた頃よりも、タンクのファーム効率が低下するだろうということは、私たちも予測していました。ですが、パッチ12.22において、変更の影響は想定よりも少し色濃く出てしまいました──タンクはこのアイテムを購入しなくなり、トップレーンのタンクがファームを失う結果となってしまったのです(ジャングルのタンクはコンパニオンがいたので問題ありませんでした)。私たちとしては「サンファイア イージス」を今後も変わらず、タンクが1つ目か2つ目に入手する役に立つツールという立ち位置を維持したいと考えていますが、必須アイテムにするつもりはありません。そこで、このパッチではこれらの問題に対処すべく、ファーム性能が大幅に低下したタンクたちを強化しつつ、「サンファイア イージス」のステータス効率を向上させることで、このアイテムがタンクにとってより信頼性の高いダメージ強化オプションとして利用できるようにしました。
レベルアップごとの体力が増加。Qのマナコストが上昇。Wのダメージが高スキルレベルで増加。Eの基本魔法ダメージが増加。
ジャングルで新たな友達を見つけられたにもかかわらず、アムムは相変わらずめそめそミイラのままのようです。新たなタンクアイテムとジャングルの変更により、アムムのクリア速度は中盤から終盤にかけてほかのジャングラーよりも大幅に低くなっているため、すでに強力なサポートとしてのパワーを強化することなくこれらの弱点をカバーできるよう、そのパワーをシフトさせました。
固有スキルのマナ回復量が増加。Wの基本ダメージが増加。Rのクールダウンがスキルレベルに応じて短縮されるように。
序盤に「猛火」を利用できなくなったこと、そして全体的なタンクアイテムへの変更により、チョ=ガスは大幅にパワーが低下しているようです。彼が“大食いモンスター”というアイデンティティーを取り戻せるよう、固有スキルのマナ回復効果を高めるとともに、敵をもっと頻繁に捕食できるようにしました。
全スキルを調整。
ドクター・ムンドはここ最近、“終盤になるとキル不能な存在になる”という本来のコンセプトを実現できていないため、この善良な医師に強化治療を受けてもらうことにしました。今回、ムンドの医療ツールに多数の変更を行っていますが、とくに大きな変更があったのは「W – 心臓ビリビリ」と「R – マキシマム投与」です。これらのスキルは、終盤で大幅に強化されるよう調整されています。さあ、Qでノコギリを投げ、不死身の肉体で暴れ回りましょう!
基本体力自動回復が上昇、レベルアップごとの体力が増加。Eを調整。
カ・サンテは平均帯(スキルレベル)で少し弱い状態にあるため、いくつかQoLのアップグレードを行います。これによって、エリート帯で強くなりすぎることなく、平均帯でもっと活躍できるようになるはずです。
Qの基本シールド量が増加、シールドの魔力反映率が低下。Eを調整。
カサディンがもっと遠隔攻撃の相手と渡り合えるよう、シールドにQoLのアップデートを行います。また、Eに調整を施し、(クールダウン中でなければ)いつでも発動できるようにしました!
固有スキルの「影の暗殺者」の追加ダメージが増加。Eの体力回復の攻撃力反映率が上昇。
「影の暗殺者」のケインは、耐久力アップデートからプレシーズンに渡って活躍できていないようです。耐久力アップデート後、瞬間火力系チャンピオンのダメージを戻すことには慎重になっていましたが、「影の暗殺者」のケインについては、一番の売りであるはずの敵の暗殺があらゆる場面でできなくなっているため、ダメージを戻しても問題ないだろうと考えました。そこで今回、固有スキルのダメージを戻しつつ、「E – 影抜き」の体力回復によるサステイン性能を少し増加させました。
Qの基本ダメージが減少。
リリアは前回のパッチでチャンピオンタイプが遠隔攻撃から近接攻撃に変更されたことにより、「悪魔の抱擁」や「征服者」、レッドバフとのシナジーが大きく高まり、想定を少し上回るパワーを得ることとなりました。そこで、魔力ビルドよりもタンク寄りのビルドに焦点を当て、少しパワーを低下させることにしました。
Eの基本ダメージが増加、物理防御の反映率が上昇、マナコストがスキルレベルに応じて増加しないように。
「猛火」を序盤に入手できないようにして、マルファイトのウェーブクリア性能を弱体化しましたが、それ以来彼は不満を募らせているようです。そこで、魔力ビルドを強化しすぎることなく、タンクビルドの恩恵を受けられるような方法で、そのウェーブクリア性能をいくらか高めました。
固有スキルの体力回復量が増加。Qの基本ダメージが増加、モンスターに対するダメージが増加。
ほかのタンクと同様、ミニオンやジャングルモンスターのクリア効率を高めてくれた「猛火」と「サンファイア イージス」を失ったことで、マオカイも苦戦しています。彼がジャングルとトップレーンで再び活躍できるよう、Qのクリア性能を少し高めたいと思います。
固有スキルのモンスターに対するダメージ上限が低下、大型モンスターへの攻撃命中でのみ発動するように。
パッチ12.22の調整で最も恩恵を受けたのは、どうやらジャングルモルデカイザーのようです──その最大の要因となったのが彼の固有スキルです。この固有スキルのパワーを少し抑えられるよう、モンスターへの基本ダメージを低下させるとともに、効果対象を大型モンスターに限定して、ジャングルでもトップレーンと同じように機能するようにしました。
Eのマークした敵に対するダメージが減少。
プレシーズンの変更でモンスターの体力が増し、Eの火力が増加したおかげで、シヴァーナは新たなジャングルを燃え上がりながら走り回っています。そこでEの最大体力に応じたダメージを低下させ、ジャングルおよび最近プレイされることが増えたタンクに対して、そこまで脅威にはならないようにしました。
基本マナが増加、レベルアップごとのマナが上昇。Qの基本ダメージが増加。
ウェーブクリアを「猛火」に頼っていたほかのタンクと同様、サイオンもプレシーズンでは上手くファームできずに苦戦しており、全体的なパワーが低下しています。対面相手にウェーブクリアで負けないよう、マナとQのダメージを少し増やしました。
アップグレードされたWの追加ダメージが減少、魔力反映率が上昇。Eの魔力反映率が低下、クールダウンが延長。Qのバグ修正。
パッチ12.19の中規模アップデート以来、シンドラは少しずつ勝率と人気が高まっています。彼女はスケーリングが強力なチャンピオンとして想定されていますが、中盤のウェーブクリアと瞬間火力のポテンシャルが高く、「固有スキル – 絶大なる魔力」を少し安全に得られすぎているようです。そこで、「E – 闇の波導」による長射程のパワーを低下させ、その一部を「W – ダークフォース」に移すことにしました。これにより、敵を消し飛ばすためにはもう少し相手に近づく必要が生まれるはずです。
固有スキルに魔法ダメージを追加。Qの魔力反映率が上昇、自身の体力回復量が増加。Wの魔力反映率が上昇。Eの灰色の体力が増加。Rの魔力反映率が上昇、シールドの減少量を調整。
プレシーズンの変更が行われて以来、魔力タム・ケンチは少し存在感が薄まっており、その結果“ケンチはベンチへ”となってしまいました。そこでタンクビルドに役立つ強化とあわせ、数パッチ前に行った魔力ビルドへの強化にフォローアップの調整をしたいと思います。
基本攻撃速度が低下。Rのダメージが減少。
とくにタンクがより多くプレイされるようになったこともあって、トランドルはプレシーズンのジャングル変更から少し恩恵を受けすぎているようです。ほかのジャングラーと足並みが揃うよう、クリア速度を低下させるとともに、Rの最大体力に応じたダメージを低減し、タンクを完璧には搾取できないようにしたいと思います。
固有スキルのクールダウンが延長。Rのスネア効果時間が短縮。
ユーミは相手にすると最もフラストレーションを感じるチャンピオンであると同時に、最も人気でかつプレイされているチャンピオンでもあります。私たちとしては、その特徴的なゲームプレイを維持しつつも、相手にした際のフラストレーションを減らすことは可能だと考えています。このパッチでは、ユーミに大幅な弱体化を施して、とりわけフラストレーションを感じる部分を一時的に解消し、エリート帯およびプロシーンでのパワーを抑制します。ですがもちろん、これが長期的かつ最終的な解決策になると思っていません。
私たちはこのネコちゃんをバランスの取れた状態にすべく、ユーミの大規模なリワーク作業に着手しました。このリワークでは、“味方にくっついて対象指定不可になり、チームを支援するエンチャンター”という側面を強調したいと考えています。現時点での目標は、ユーミの攻撃的な行動妨害効果/ダメージを制限して防御/エンチャンターとしての能力を強調しつつ、スケーリングを低下させ、試合に勝利するためにはレーン戦でもっと上手く立ち回る必要が出てくるようにすることです。ユーミのリワークについてはいずれ詳しくお話しますので、進展があるまでもうしばらくお待ちください。
固有スキルの体力回復量が増加。Qのクールダウンが短縮、体力の反映率が上昇。
ザックも序盤に「猛火」を入手できなくなったことで弱体化されたチャンピオンの1体です。このスライムが粘り気を取り戻せるよう、体力のスケーリングを強化し、プレシーズンの新タンクアイテムとのシナジーを高めました。
全スキルに調整。
ゼリはこの一年間、電撃ビリビリのスキルセットに爆発的なペンタキル、……そして大量のバランス調整と、荒れに荒れたチャンピオンでした。そして今回、今年のプロシーンで彼女を最高のマークスマンへと押し上げていた要因に対処するため、この電撃をテーマにしたゾウン出身チャンピオンに再び大幅な調整を施すことにしました。長射程、高い移動速度、そしてスケーリングに優れるダメージから、ゼリはプロシーンのように連携の取れた試合ではほとんど弱点がありませんでした。そこで、射程を短くしてゼリのプレイスタイルを変化させ、彼女が火花を散らして敵を倒すには、相手に接近する必要が生まれるようにしました。これには基本ステータスの調整、「Q - バーストファイア」のダメージ向上、「E - スパークサージ」への調整も含まれています。これらの変更によってゼリもパワーアップしていますが、たとえ彼女の電圧が最高潮に達していても、彼女が逃げ切る前に倒しやすくもなっているはずです。感電注意!
ジャングル コンパニオンに少し調整を加えて、タンク系チャンピオンのステータスを活かしやすいようにしました。その一方で、ジャングラーはレーナーと比べてゴールドで大幅にリードすることが多かったため、コンパニオンから得られるゴールド量は低下させています。
前回のパッチで導入されたプレシーズンのジャングル調整に関して、フォローアップの変更をいくつか行います。
以前から存在していたコミュニケーションツールの多くは、個人の意図、つまり自分が何をしようとしているのかを伝えるためのものでした。一方で、「オブジェクトの作戦計画」はチーム全体で合意を形成するための手段として導入されました。
これまでのところ、オブジェクトの作戦計画はチーム全体でオブジェクトを狙うかどうかの合意を形成するうえで、役立っているように見えます。しかし、投票があまりにも頻繁に表示される、あるいは関係のない瞬間に表示されるといった状況も見受けられます。オブジェクトの作戦計画に関しては、プレイヤーがより良い判断を行うために役立つ関連性の高い情報を、適切なタイミングで表示できるようにしたいと考えています。つまり、オブジェクトを優先して狙う準備ができているのか、あるいは単純にチームの意思を確認するためにこのツールを使っているのか、プレイヤーがその意図を明確に表明できるようにしたいのです。
今回、投票システムがプレイヤーの意図に近くなるよういくつかの調整を行いますが、今後も皆さんがどのようにこのツールを利用しているのかを学びつつ、このシステムに改良を加え続けていくつもりです!
世界中のランダムミッドプレイヤーたちに感謝を込めて、今年最後のClashはハウリングアビスで開催します! このClashは無料で参加でき、8チームからなるブラケットで各チームが3試合プレイすることになります。各プレイヤーは試合ごとに2回再抽選できますので、忘れずに使い切りましょう!
この楽しさ満点の特別なClashは、2022年12月5日に登録が始まり、12月10日、11日にトーナメントが開催となります。
参加したプレイヤーは、期間限定の特別なランダムミッドClashアイコンを獲得できますので、カレンダーに印を付けておきましょう!
ランダムミッドには関係ありませんが、今年のClash報酬はパッチ12.23期間中に順次配布されますのでお楽しみに!
今回のミシックショップのローテーションでは、プレステージスキン2つとミシックスキン2つが復活し、新たなシーズンミシックスキン(アクセサリー付き)が1つ追加されます。年末のプレステージポイントショップと同様に、ミシックエッセンスアイコンや、過去にリリースされたラッキーバッグ2種類が復活します。
私たちは事前に大量のリサーチを行わなくても、LoLの楽しさを味わえるようにしたいと考えています。そこで、ショップにおすすめのアイテムを追加したのと同様に、チャンピオン選択画面に「おすすめのルーン」を追加することにしました! これはチャンピオンにカーソルを合わせるか、チャンピオンをロックインした際に表示され、ルーンページ編集ボタンの横に新しく追加されたアイコンをクリックすることでも利用できます。このシステムには今後もいくつかの機能を追加する予定です。また、これから数パッチかけて機能の改善も行うつもりなので、皆さんからのフィードバックをお待ちしております!
ドラフトに対応しているキューでは、ドラフトでの戦略が重要になってきます。そこで、チームが最適なドラフトを容易に行い、勝利を掴めるようにしたいと考えました。これまで、プレイヤー間でピック順をトレードしようとすると、問題が起こる可能性が非常に高くなっていました──トレードしたいプレイヤーとチャットで相談して、ほかのプレイヤーが使いたいチャンピオンを自分が選択し、試合開始前にチャンピオンのトレードを完了する必要があるだけでなく、さらにはそれと並行してルーンやサモナースペルの選択まで行う必要があったのです。そこで、これらのプロセスを整理し、ボタンひとつでピック順をトレードできるようにしました!
チャンピオン選択時、味方の名前が数字で表示されるようになったことで、とくに複数のプレイヤーが同時に話している際に、誰がしゃべっているのか分かりにくいという意見が寄せられていました。そこで、全員にコードネームを付けることにしました!
新たに追加された名誉レベル5褒賞であるマルザハールのスキンを含め、シーズン終了時の名誉レベルに応じて、名誉褒賞が配布されます。
ランダムミッドのAFK判定の時間を90秒から120秒に変更しました。
チャンピオン選択時に、お気に入りのチャンピオンを素早く選択できるよう、「お気に入り順」の使用感を改善しました。念のためにお伝えしておきますが、チャンピオン選択時にチャンピオンを右クリックすると、そのチャンピオンを特定のロールでお気に入りに登録できます!
今回のパッチで、以下のスキンがリリースされます。