パッチ13.23の登場です! ブンブン!
今週のパッチは、外れ値への対処と過去数パッチで行った変更(カ・サンテなど)の微調整が中心です。現在は2024年に導入される変更に磨きをかけ、万全の状態でパッチ14.1をリリースできるよう集中的に取り組んでいる最中のため、今回のパッチと次回の13.24は普段よりも小規模で簡素なものとなります。パッチ14.1では、まさしく大量の変更が行われますので、どうぞお楽しみに!
また、このパッチではとってもキュートな「ハチ」スキンが登場するほか、ネクサスブリッツ&ランダムミッドのバランス調整や、Riot IDへの移行も行われます。今パッチでの変更は少しだけなので、変更の詳細を以下でチェックしておきましょう。
一方、TFTではこのパッチで新セットが登場します! ボード上で様々なバンド(特性)を組み合わせて、独自のミックスを作り出しましょう! 「リミックス ランブル」の詳細はこちらのTFTパッチノートをご確認ください!
Wのダメージが減少、砂塵兵がメイン対象に通常攻撃時効果を適用するように。
アジールが通常攻撃時効果アイテムを活用できないことは、彼を初めて使うプレイヤーに混乱や落胆を引き起こしているようです。この事実は最近、アリーナがリリースされた際にも注目を集めました。アジールにぴったりだと思えるものの、実際には機能しないオーグメントがいくつか存在しており、活用できないオーグメントを選ぶプレイヤーが生まれてしまったのです。そこで、砂塵兵による通常攻撃時効果アイテムの活用について検討したところ、これはサモナーズリフトとアリーナの両方で“砂塵の皇帝”のテーマを強化できる絶好の調整になると感じました! この変更を導入するとなるとアイテムによるスケーリング性能が上昇するため、新たに得たパワーで強くなりすぎないよう、予防的な弱体化も行っています。
基本体力が減少。「W - 衝動噛み」のダメージが減少。
これまでの弱体化をものともせず、ブライアーはパッチをまたいで活躍を続けており、プレイヤーもどんどん彼女を使いこなせるようになってきています。そこで、彼女の威圧感をもっと低下させられるようなやり方で、さらなる弱体化を施すことにしました。今回の変更においても、脅威ビルドとファイタービルドの差を埋める試みを続けています──まず、体力を低下させて、ほかのソースから得る増加体力への依存度を高めました。また、バーストダメージを低下させて、より長い戦闘パターンを持つファイタービルドと比較した際に、脅威ビルドの相対的な価値が低下するようにしました。
RのQoL(利便性向上)の変更。
ドレェェェェェェェェェイヴン。
固有スキルの増加移動速度を調整。Wのクールダウンが短縮、対象指定の仕様を調整。Rのクールダウンが短縮。
弱体化された「Q - ハウリングゲイル」を乱用する代わりに今一度「エアリー召喚」を活用するなど、ジャンナのプレイを最適化する余地はまだ残されていますが、現在の彼女はパッチ13.22のスキルセットのアップデート前よりも弱い状態となっています。そこで、試合のどの時点においてもプレイしていて楽しいと感じられるよう、彼女のパワーを少し戻すことにしました。とくに注目すべきは、以前よりも試合序盤に活躍できなくなっていた点です。今回は、序盤のパワーを重点的に強化することを目標に変更を行いました。
また、「W - ゼファー」の射程変更は全体的な強化に繋がるはずです。通常攻撃の射程距離と完全に一致するようになったことで、対象が小型の場合はあまり変わりませんが、チョ=ガスなどの大型チャンピオンに対しては大幅に当てやすくなりました。
Qのクールダウンが延長。
ここ最近、ジャーヴァンⅣはソロキューを席巻しており、ピック率、バン率、勝率が無視できない状態になっています。現在、彼はビルド全体で非常に多くのスキルヘイストを利用可能であり、それが理由でQ-Eコンボの使用頻度が非常に高くなっています。そこで今回は、とくにこのパワーを低下させられるよう、Qのクールダウンを延長しました。今後もスキルヘイストをビルドすれば短縮することは可能ですが、以前ほどの威圧感はなくなるでしょう。
Qのマナコストが増加、基本ダメージが減少。Wのバグ修正。Eのシールド量が減少。R自動効果の増加攻撃力を調整、発動時のボーナスが低下。
カ・サンテはパッチ13.20で行われたスキルセットのアップデート以降、望ましい方向を歩んでおり、対面相手によるカウンタープレイの余地が拡大しています。ただ、彼にとって有利・不利なマッチアップがそれぞれ妥当な状態になるよう、現在も調整を続けている最中です。このパッチにおける目標は、対面に苦手なチャンピオンが来た際、カ・サンテが明確に不利になるようにすることです。具体的には、シールドに弱体化を施し、Qのコストを上昇させ、チャンピオンレベル6でのパワースパイク時のダメージを抑える(とくに効果的なはずです)ことで、1v1を得意とするレーナーが確実に彼を上回れるようにしました。とはいえ、彼が終盤に大きくスケーリングし、時にはワーデン、時にはスカーミッシャーとして活躍できることに変わりはありません。今後も相手を容易に圧倒することがないよう注意しつつ、カ・サンテを極めがいのある高難易度のチャンピオンとして維持できるよう、必要に応じて再度調整を行っていくつもりです。
固有スキルの「群れの同胞」のダメージが減少。Eの基本ダメージが減少。
ナフィーリは“試合を早く終わらせる必要がある”というプレッシャーをあまり感じることなく、比較的簡単にプレイできるアサシンとして開発されたチャンピオンであり、とくに平均帯のプレイヤーの試合を想定して調整されています。彼女は“試合終盤に強い、分かりやすいアサシン”としては、間違いなく成功しています。しかし、現在の彼女はあまりにも多くの試合で勝ちすぎているので、弱体化を施すことにしました。彼女の試合への影響力を可能な限り維持するため、ゴールドでのスケーリングは維持して、代わりに基本ダメージを低下させています。今後、キルやアシストを奪い続けるには、より上手く立ち回る必要があるでしょう。
Qの攻撃力反映率が上昇。Rの攻撃力反映率が上昇。
リヴェンは序盤のリードからスノーボールする戦法に依存していたため、パッチ13.20でのスノーボール対策アップデートによって痛手を被りました。熟練のリヴェンプレイヤーが使えば必ずしも弱いわけではありませんが、そうした熱心なプレイヤーがもう少し見返りを得られるよう、パワーを少し高めたいと思います。
レベルアップごとの攻撃力が増加。Qのマナコストが減少。
トランドルはトップレーナーとして活躍できていないので、少し強化したいと思います。彼はダメージトレードやウェーブクリアをQに依存しているため、Qのマナコストを低下させれば、トップトランドルがもっと楽になるはずです。また、レベルアップごとの攻撃力も増加させ、スケーリングおよび「トリニティ フォース」とのシナジーを強化しました。
固有スキルのダメージが増加。
現在、ヴェル=コズはサポートとしてもミッドレーナーとしてもかなり弱い状態にあるため、少し強化が必要です。ヴェル=コズの固有スキルの発動には興味深いゲームプレイが数多く存在しているので、固有スキルを発動するメリットを高められるよう、このパッチでダメージを強化しました。この変更により、R詠唱時のパワーも増加しますが、固有スキルは1回のスキル発動につき1回しか発動しないので、その場にとどまるというリスクに対して、より多くのメリットが生まれるはずです。
基本攻撃力が増加。Qのダメージが減少。Wのクールダウンが低スキルレベルで延長、マナコストが増加。
前回のパッチでジグスの物理防御を弱体化しましたが、彼は敵から離れていてもプレイできるため、私たちが想定したほどの効果は得られませんでした。彼は未だソロキューでかなりの活躍を見せているので、再び弱体化を施す必要があります。今回は試合序盤の威圧感を低下させるため、安定して当てられるようになったQの基本ダメージを弱体化しています。また、Wはエンゲージ/ディスエンゲージに役立つ強力なツールであり、比較的にコストが低くウェーブクリアにも活用できるので、このスキルのクールダウンにも弱体化を施しました。
このパッチではスプリットプッシュで得られるパワーの満足感を高めるため、タワーのゴールド報酬に調整を行っています。内側タワーにおいては、125ゴールドをグローバルからローカルに移して、敵のテリトリーに入ってタワーを破壊する勇気を持つプレイヤー個人のパワーレベルを増加させています。また、インヒビタータワーの価値を高めて、オブジェクト全体で考えたときに、もっと価値あるものになるようにしました。現在、スプリットプッシュ中にインヒビタータワーを破壊するというリスクに対して、十分なメリットを得られていないので、危険を冒すだけの価値があるオブジェクトにしたいと考えています。
統計的に見ると、スキル帯を問わず、トップレーナーが全ポジションの中で最も多くのタワーゴールドを獲得しています。タワーのローカルゴールドの価値が相対的に高まれば、トップレーナーが自分の力をさらなるパワーに変換し、試合全体により多くの影響を与えられるようになることでしょう。
それはそうと、タワーのインベントリーにはアイテムが入っており、そこに様々なルールが書かれていると知っていましたか? これらの情報がより有益かつ読みやすくなるよう、明瞭性と内容を少し改善しました。
新たにジャングルペットが登場したことで、ジャングラーがレーンチャンピオンのペースを上回るようになり、試合序盤のギャンクが少し強力になりすぎているようです。そこでモンスターの体力を全体的に見直し、(とくに強力な範囲ダメージスキルを持っているチャンピオンの)ジャングルクリアのペースを落としました。