パッチ12.17へようこそ! このパッチ期間が終わると、いよいよWorldsが見えてきます!
Worldsがパッチ12.18で開催されることから、この12.17は現在のプロシーンのメタを大きな影響を与えることなく、大規模な調整を行える最後のチャンスとなります。このパッチでは、世界中のプレイオフで圧倒的にピックされていたチャンピオンのパワーを低下させることに焦点を当てています。とはいえ、最近あまり姿を見せていなかったいくつかのチャンピオンに強化を行っているほか、マオカイやヘカリムといったチャンピオンへの大規模なアップデートも行っています。──前置きはこれくらいにして、Worldsに向かって出発進行!
TFTでは新ミッドセット「アンチャーテッド レルム」がリリースとなり、さらなるドラゴンや宝物が登場しています。詳細はこちらのTFTのパッチノートをご覧ください!
チャームの効果時間を低スキルレベルで短縮。
アーリは安全性の高いプレイスタイルとチャンス作りに有用なスキルによって、世界中のプロたちを魅了していました。これらのパワーを少しだけ低下させることで、アーリの魅力に抗えるようにすると共に、「とりあえずチャームさえ使っておけば大丈夫」というような状態にならないようにします。
Wの魔力反映率が低下、クールダウンが低スキルレベルで延長。Eのクールダウンが延長。
“砂塵の皇帝”は強くなりすぎると、プロシーンではあっという間に“ミッドレーンの皇帝”と化してしまします。レーン戦の安全性と終盤のスケーリングを低下させることで、強力なスケーリングチャンピオンとしての個性は維持しながらも、スケーリングし過ぎないようにしました。
固有スキルのシールド量が増加。Eのダメージが増加。
カミールは現状、トップレーンにおけるほかの人気ピックに遅れを取っているようです。そこで、エンゲージとダメージトレードのパワーを少し高めることで、条件さえ揃えば輝くチャンスを得られるものの、カウンターとなるチャンピオンであれば彼女を抑え込めるようにします。
Eのクールダウンが短縮。
エズリアルは最近、プロシーンでもソロキューでも居場所を見失っているようです(地図嫌いのせいかもしれません)。彼をもっと良いポジションへとシフトさせるため、Eを強化することで攻守に渡ってクラッチプレイを決めやすくしました。
Qのクールダウンが短縮。Rの基本ダメージが増加。
現在のジャングルメタでは、大量の行動妨害と補助性能でチームを手助けできるエンゲージ系ファイターが有利になっており、グレイブスはこれらのピックに対抗できていません。そこで彼のパワーとクリア速度を少し高め、再びジャングルのニッチなピックとして居場所を見つけられるようにしました。
全スキルに調整。
ヘカリムはここ数シーズン、プロのジャングラーでは圧倒的なものの、ソロキューでは活躍できなかったりと、不安定な状態が続いています。また、タンクやアサシン、ファイターと、さまざまなビルドで跳ね回っています。私たちとしては、ヘカリムはブルーザー/ファイター系として活躍できた方が、プレイしていてやりがいを感じやすく、プロ向けとして偏ることも少なくなると考えています。そこで、ヘカリムのQとWに、ファイター系アイテムとのシナジー効果を高めるような調整を行います。また、基本的な補助性能のパワーとダメージを低下させて、純粋なタンクとしての力も低下させています。これらの変更は、よりダメージ主体のビルドへとつながるはずです。
Qのクールダウンが短縮、マナコストが低下。
カサディンはメイジへのカウンターピックとしてプレイされることが多いため、それらの手強い相手にとりわけ有効なパワーを強化し、対メイジという個性を伸ばすことにしました。これで彼も成功をつかみ、カサウィンできることでしょう。
固有スキル、Q、E、Rを調整。
マオカイは長い間、見かけばかりで中身が伴わない状態が続いていました。そこで、サポートとしての能力を損なわないようにしつつ、この樹人がトップレーンとジャングルで再び根を下ろせるように調整を行います。
Qの基本ダメージが高スキルレベルで増加、詠唱時間を調整。Wのマナコストが減少、攻撃速度増加量が上昇。Eのクールダウンが延長、基本ダメージが減少、魔力反映率が上昇、スロウ効果が魔力に応じて増加するように。
ミス・フォーチュンはこれまで、クリティカル/攻撃速度ビルドと脅威ビルドのどちらにも発展させられる自由度を持っていました。しかし最近はクリティカルビルドが少し弱くなっており、脅威ビルドはレーン戦で「Q – ダブルアップ」を活用するよりも、「E – レイニングバレット」を連打する傾向が強くなっています。そこで、クリティカル/攻撃速度ビルドのパワーを高めつつ、脅威ビルドではハラスツールとしてQを活用するメリットを高めます。
Eと「電撃」とのインタラクションを削除。
ルシアンのQ+二段通常攻撃のコンボで、ナミが「電撃」ルーンを素早く発動させられることから、“電撃ナミ”はルシアンのベストフレンドとなっていました。他の似たスキルと足並みをそろえられるよう、ナミのEが「電撃」のカウントを増やす仕様を調整します。これにより、ナミをほかのチャンピオンと組み合わせやすくもなるでしょう──そもそも“人魚と電撃の相性が良い”というのがおかしな話なのです。
基本攻撃速度が上昇。固有スキルのクールダウンが短縮。
最近、ノクターンは闇の中に追いやられています。闇自体は彼のテーマに合っているかもしれませんが、試合で活躍できていないとなると話は別です。そこで、攻撃速度系アイテムとのシナジーを高め、クリア速度を少し増加させる強化を施すことにしました。
Wの非騎乗時の移動速度が増加。Eのクールダウンが全スキルレベルで一定に。
レルは長い間スポットライトを浴びていないので、再び鋼鉄の騎馬に跨がれるよう、小規模なQoL(操作感の向上)の強化を行います。
Qの基本ダメージが減少、攻撃力反映率が上昇。
レネクトンはブラインドピックでも圧倒的な強さを発揮できるトップレーナーとして、往年の姿を取り戻しつつあります──トップクラスの近接攻撃チャンピオンと対等に渡り合えるだけでなく、遠隔攻撃チャンピオンすらも圧倒できてしまうのです。そこで、他のチャンピオンにもピックの余地を残せるよう、(特に攻撃力系アイテムを利用していないときの)火力を低下させます。
Wの攻撃力反映率が上昇。Eのスロウ効果が上昇。
セトは彼が得意とするタンクチャンピオンを見かける機会が増えたにもかかわらず、あまり十分な時間、トップレーンで対面相手と殴り合えていないようです。このボスがもっと効果的に相手をパンチできるよう、火力および確実性の高い行動妨害効果を強化しました。
レベルアップごとの攻撃力が減少。Wの跳ね返り時の攻撃力反映率が低下。
中規模アップデートにより、シヴィアをゲーム内トップクラスの範囲ダメージマークスマンにすることには成功しました。ですが最近、彼女の火力は安定性が少し高すぎるようです。彼女がレーンの対面相手にプレッシャーを与え続け、試合終盤の集団戦で毎回ジャックポットを当ててしまわないよう、範囲ダメージのパワーを少し低下させました。
基本体力が減少。Qのクールダウンが延長。
Qを最大化したビルドの高いウェーブクリア性能と、Eによる回避/エンゲージ性能のおかげで、サイラスは最近のプロシーンにおいて、あまりにも高い安定性を発揮しています。そこで序盤のウェーブクリアと耐久力に的を絞った弱体化を行い、レーン戦のパワーを低下させることにしました。
基本魔法防御が減少。Eのクールダウンが延長。
耐久力が高く、優れた回復効果と行動妨害効果を持つことから、最近のタリックはボットレーンで少し輝きすぎているようです。彼の魅力を少し抑えるため、スタンの利用頻度を低下させると共に、苦手な対戦相手を前にした際にポークダメージを受けやすくしました。
Wのクールダウンが全スキルレベルで延長。
この“トロールキング”は、王国の領土をジャングルへと拡大しつつあります。とはいえ、彼を追放したくはありませんので、Wを弱体化してクリア速度を少し低下させつつ、問題になりやすい「序盤にWを最大化して常時使用可能にするビルド」の有効性を下げることにしました。
Qの魔力反映率が上昇。Wのマナコストが減少。
53枚のカードを手にしているにもかかわらず(まあ、実際に使うのは3枚ですが)、ツイステッド・フェイトはブルーカードのドローを迫られることが想定よりも少し多くなっているようです。彼が色々なカードを扱えるよう、現在かかっているマナ制限を緩和し、強力なレッドやイエローのカードをもっと自由に活用できるようにしました。
基本攻撃速度が低下。基本移動速度が低下。
プロシーンにおけるウーコンはかなり長い間、“美猴王”というよりも“ジャングルの王”という状態が続いています。彼をジャングルの王座から下ろせるよう、序盤のクリア速度を少し低下させると共に、マップ全体での移動効率を低下させます。
「ストップウォッチ」は導入当初から強力なアイテムであり、ソロキューはもちろんのこと、極めて低いPingでプレイ可能なプロシーンではとくにその強さが発揮されています。そこで購入価格を高めて、1回限りの使用目的で購入した場合のゴールド面でのデメリットを大きくします。
「ストップウォッチ」の価格が上昇したということは、「ガーディアン エンジェル」の価格も上昇する、ということです。固有時停止効果のコストが上がったことで、プレイヤーは「ストップウォッチ」をとりあえず購入して何も考えずに合成するのではなく、「ストップウォッチ」の購入やその合成先アイテムについて、よく考える必要が生まれるでしょう。
「シーカー アームガード」は素材アイテムとして、比較的弱い状態が続いています。とはいえ、レーンの対面相手が攻撃的なプレイをためらうほど強力な序盤の対アサシンアイテムにはしたくありません。そこで、魔力ステータスを増加させて、「ゾーニャの砂時計」の他の素材アイテムと肩を並べられるようにします。
「ストップウォッチ」の価格上昇を受けて、「ゾーニャの砂時計」も価格が上昇します。シーズン10以来、「ゾーニャの砂時計」は固有時停止効果こそが主な価値であり、安価な防御の選択肢となっていました。そこで、このアイテムの価格上昇にあわせて、攻撃面での性能にも注目が集まるようにしました。
オリジナルのチャンピオンの機能と一致するよう、以下のアルティメットスキルがアップデートされました。
新たなフィーディング(利敵行為)検出モデルを導入してから8ヵ月が経過し、どんな行動を意図的なフィーディングとして検出するか、大幅な調整を加えられるだけの確信を得ることができました。今後はこうした行為の検出数およびペナルティ措置の適用数が2倍以上に増加すると予想しています(念のためにお伝えしておきますが、意図的なフィーディングは1回目の違反時には14日間の利用停止措置が取られ、2回目の違反時には無期限の利用停止措置となります)。
チャット制限はロビー画面において、違反プレイヤーを含むグループのメンバー全員に表示され、個人のプロフィールページにも表示されます。
名誉の制限がアカウントに適用された場合は、プロフィールページに錠前アイコンとツールチップが表示されます。
サモナーズリフトのランク戦におけるマッチメイキングは、表示されているランク(シルバーやゴールドなど)よりも、プレイヤーのMMRを重視するようになります。
ノクサスカップの2回目の週末のチーム結成は9月12日から可能になり、トーナメントは9月17日と18日に開催されます。
「グローバル防衛システム」が追加されました!(条件:試合時間の65%以上で、敵ジャングル内にコントロール ワードを保持し続ける)