ドアは開けたままで!パッチ14.4をお届けします!
今週のパッチでは、複数のゲームプレイシステムとチャンピオンを対象に、プレイ感覚の改善を目的としたQoL(利便性向上)のアップデートを実施しています。具体的には、レク=サイのスキル全体にアップデートが行われるほか、テザー(連結)系スキルの反応性を高めるアップデートや、スモルダーへのフォローアップのQoL調整も実施。また、イラオイやフィオラ、タンクバードといったチャンピオンを対象にプレイ感覚向上のアップデートを行い、これらのチャンピオンを相手にする際、より妥当なプレイができるようにしました。さらに、サポートのパワー曲線、出撃地点での自動回復、そして「ロスト チャプター」派生アイテムへのアップデートを実施。エメラルド以上のLP増減量やランダムミッドの調整も行っています。
そのほかのニュースとしては、このパッチで必須動作環境がアップデートされ、Windows 7、8、8.1へのサポートが終了しますので、忘れずにアップグレードしましょう!また、Vanguardの段階導入計画にも変更がありますので、以下のセクションで忘れずに詳細を確認しておいてください。
TFTについても話しておくと、今回のパッチがRemix Rumble Championshipで使用されます。変更の詳細は こちらのTFTのパッチノートでご確認ください!
これまで数パッチに渡ってVanguard導入に関するお知らせをしてきましたが、システム診断チェックのテストをPBEで行った結果、導入計画に変更を加えることにしました。新計画では全世界同時導入ではなく、まずパッチ14.5で1地域にのみ先行導入します。今後は同地域のライブサーバー上でVanguard動作状況を評価し、プレイヤー体験を精査し、その上で必要に応じて調整を実施する予定です。
Vanguardが必須となったあともLoLをプレイし続けられるよう、公式のサポート記事でVanguardの詳細を確認して、Vanguard導入に向けた準備を行っておきましょう。
今パッチの適用に伴い、LoLおよびTFTの必要動作環境が更新され、MicrosoftのオペレーティングシステムWindows7、8、8.1への対応が終了します。ゲームの安定性とパフォーマンスを維持するため、多くのプレイヤーが利用していない古いオペレーティングシステムへの対応を終了させる必要があります。これらのバージョンのWindowsでプレイしていて、今後もプレイを継続される予定の方は、オペレーティングシステムの更新をご検討ください。詳細については、必要動作環境のサポートページをご確認ください。
レベルアップごとの体力が増加。Qのダメージが増加。
「エバーフロスト」が削除されたことで、アーリはスキルの命中率に大きく貢献していた追加のスネア効果だけでなく、このアイテムで得られていた耐久力も失ってしまいました。そこで、彼女がスキルセットの中でも、とくにエキサイティングな部分でパワーを取り戻せるよう、Qのダメージを高めることにしました。Qのダメージ増加を選んだのには、2つの理由があります──1つ目はダメージの増加と命中率の増加を比較した際、アーリプレイヤーにとっては、ダメージ増加の方が役立つだろうという点。そして2つ目は、Qを往路と復路の両方で命中させる腕前を持っているなら、それ相応のメリットを得られるべきという点です。また今回、体力も増加させており、アルティメットスキルでカイトしながら戦う際、より多くのダメージに耐えられるようにしました。
Qの毎秒追加魔法ダメージが減少。
オレリオン・ソルはまだまだ強すぎる状態なので、そのパワーをさらに低下させることにしました。Qのスタック獲得数が増加した上に、Qのマナコスト低下により発動頻度が上昇したことで、現在のオレリオン・ソルはこのスキルでスタックを溜めやすくなっています。スタックの溜めやすさと「星屑」によるスケーリングは現状を維持したいので、代わりに魔力反映率と基本ダメージを低下させたいと思います。
レベルアップごとの物理防御が低下、チャンピオンレベル1の攻撃速度と攻撃速度反映率が上昇。固有スキルの追加ダメージが増加。Qのダメージが増加。
現在、バードは非常に強力なチャンピオンとなっています。とくに耐久力は圧倒的であり、必要以上に高い基本ステータス値のおかげで、タンクアイテムさえあればほかは何も必要ないといった状態です。そこで今パッチでは、タンクビルドとメイジ/エンチャンタースタイルのビルドの差を埋められるよう、基本ステータス値を低下させつつ、魔力によるスケーリングは維持して、魔力系アイテムの購入を促しています。今パッチでは、新たなサポートアイテムから体力200を確実に得られるようになるので、全体で見ると耐久力は少し高めになるでしょう。
また、攻撃速度を全体的に高めることで、ミィプ消費時のプレイ感覚を少し改善しています。「ナッシャー トゥース」、使っていきましょう。
Wの攻撃速度低下量が減少。
フィオラのダメージトレードのパターン──Wの攻撃速度低下効果を皮切りとするコンボは、一部のマッチアップだと対抗手段がほぼない状態なので、今パッチでこの問題に対処していきます。現在、彼女はかなり強い状態なので、ある程度パワーを低下させる余地があります。そこで攻撃速度低下効果を半減させて、この“高潔なるデュエリスト”に対抗する術を増やしました。
固有スキルのダメージが減少。
前回のパッチで触手の射程を伸ばしたところ、イラオイのパワーが想定よりも少し高くなってしまいました。彼女のフルADビルドはタンク系ビルドを圧倒しているので、固有スキルのダメージを調整することで、高すぎるパワーを抑えたいと思います。
基本攻撃力が増加。Wのマナ回復量と魔法ダメージが増加。Eの最初の発動時に敵にスネア効果を与えるように。
ジェイスのEは時々おかしな挙動をすることがあり、ダッシュ中の相手に使用すると、意図していない方向に弾き飛ばすことがありました。この問題を解決するため、リー・シンのRのように、使用時にスネア効果を与えるようにしました。これにより、最大射程で使用した際、相手が通常攻撃の射程外に出てしまうこともなくなるはずです。
また、ジェイスのパワー曲線を少し緩やかにできるよう、レーンでの戦闘能力(とマナ)を少し高めました。これによって「ムラマナ」への依存度が少し低下し、序盤におけるマナ系ルーンの価値が高まるでしょう。
基本体力と基本マナが増加。「オールアウト」中のQがスロウ効果を与えないように。Wの増加物理/魔法防御の反映率が上昇、「オールアウト」中に最小詠唱時間とクールダウンを短縮しないように。Eのダッシュ速度が低下。
現在、「オールアウト」中のカ・サンテに対抗する術はほとんどありません(対戦相手からすると、対抗手段がオールアウトしているということです)。そこで今回、対戦相手がカ・サンテをアウトプレイできるよう──少なくとも、カ・サンテが何をしているのか理解する余裕を持てるよう調整を加えました。これらの変更によって、ある程度パワーは失われますが、長期的に見ればカ・サンテがより良い状態に落ち着くと考えています。
アルティメットスキルの射程が増加。
今シーズン、カイ=サはかなり弱い状態が続いてしました。ですが、「赤月の刃」と「スタティック シヴ」を足掛かりとして調子を取り戻しており、ピック率と勝率が安定して上がってきています。ですが、これらのアイテムをもってしても、彼女はまだ少し弱い状態にあるようです。そこで、瞬時に戦闘に参加できるという彼女独自の持ち味を少しだけ強化したいと思います。
固有スキルのバグを修正。Eのダメージが減少。
新シーズン開幕の混乱もほぼ収まりを見せている今、カリスタがプロシーンでトップクラスのボットレーナーとなっているので、もっと多くのチャンピオンがこのロールで活躍できるようにしたいと思います。なお今パッチでは、カリスタにとってプラスに働くバグ修正も行われているので、失ったパワーの埋め合わせになるでしょう。
Qの2つ目のビームのダメージが増加。Eの魔法ダメージとシールド量が増加。Rの増加体力量が上昇。
ルルは『バンドルテイル』の準備で少し疲れており、LoLでも少し元気がなくなっています。とはいえ、ご心配なく!彼女が再び元気満タンになれるよう、手助けをしてあげました!このパッチでは、ルルプレイヤーが楽しめるようなやり方で、彼女のパワーを高めています。具体的には、ポークダメージを増加さると共に、サポート能力を高めて激しい戦闘でも味方を守れるようにしました。
基本物理防御が低下。Qのダメージが減少。Rのスネア効果時間が短縮。
現在、マオカイがゲーム内最強のサポートであることは言うまでもありません。確かに前回のパッチで、サポートとしてのパワーとトップレーナー/ジャングラーとしてのパワーの差は縮まりました。ですが、彼の勢いを抑えるには、シンプルに基本的なパワーを低下させるしかない状態になっています。
全スキルに調整。
現在、レク=サイはファイターとして機能していない場面が多く、中心となるビルドをすべて脅威に振らなければ、試合で何もできない状態になっています。そこで今パッチでは、レク=サイが序盤、中盤、終盤を通して試合を楽しめるよう変更を施しました。今回の調整によって、トンネルの使用感が大幅に高まっているほか、固有スキルが大きく強化されたことで、クールダウンの合間に体力を回復しながら、攻撃と退却を繰り返して戦えるようになっています。ただ、これらの強化によってパワーが大幅に高まるため、手が付けられない状態にならないよう、代わりに瞬間火力を低下させています。
さらに今回、モダナイゼーションおよび内部スクリプト改善のアップデートも大量に行っています。まず、「Q - 女王の怒り」がスキルではなく通常攻撃扱いとなり、攻撃速度で適切にスケーリングするようになりました。また、トンネルに入る際、アニメーションにカクツキが発生しないようになっています。そして「W - 潜伏」、「Q - 獲物定め」、「W - 襲撃」はチャンピオンレベル2から利用されるので、クールダウンを揃えてジャングリングをより直感的に行えるようにしました。これらの変更に加えて、内部の仕様にも様々な調整を施しており、今後のアップデートもやりやすくなっています。ファイタービルドとタンクビルドのバランスは、今後注目すべき内容であり、そういった面で今回の変更は大いに役立ってくれるでしょう!
Qのチャンピオンに対する体力回復量が増加。Eのクールダウンが短縮。Rの増加体力量が上昇。
率直に言うと、レネクトンはかなり酷い状態であり、喉から手が出るほど助けを必要としています。「ゴアドリンカー」が削除されたことで、安定して体力を回復できなくなっています。そこで手始めに、Qによる体力回復量を増やしました。また、Eの終盤のクールダウンを短縮して、耐久力の低い敵にトドメを刺しやすいようにしました。さらに、アルティメットスキルで得られる増加体力を増やすことで、集団戦を生き残りやすくし、「サンダード スカイ」の体力回復効果とのシナジーも高めています(現状では、これが彼の最も一般的なファーストアイテムとなっているので)。これで全体的に、レネクトンの本来あるべき姿である“砂漠の解体屋”らしさを感じられるようになるでしょう。
Qの追加の火球の反映率が低下、Qの飛翔中に対象のミニオンが倒された場合でもスタックを獲得できるように。Wのクールダウンを調整、最初のダメージが減少、爆発ダメージが増加。自身が倒されてもRの詠唱が継続するように。
スモルダーのWはレーン戦において、非常に強力なポークツールであることが分かっています。Wを最大化してポークに利用するのは良いと思いますが、対人戦でのダメージを考慮して、Wの低スキルレベルにおけるパワーを少し低下させることにしました。また、Wでミニオンウェーブをワンショットキルできないようにすると共に、スモルダーがQでスタックを溜めてスケーリングしづらいようにしました。そして、この機会にQoLの改善とバグ修正を行い、スモルダーのテーマである最高のドラゴンらしさをもっと実現しやすくしています。
固有スキルの増加移動速度が上昇。Qの体力回復量が増加。Eのバグ修正。Rのクールダウンが短縮。
ソラカも新たなアイテムシステムで居場所を見つけることができず、苦戦しているチャンピオンです。強化の余地があるので、ソラカプレイヤーに効果的かつ楽しいと感じてもらえるような方法で強化を行いました──20%速くなったバナナレスキューをご堪能ください!
基本物理防御が増加。Eのダメージが増加。Rのクールダウンが短縮。
サポートアイテムの変更により、スレッシュは過去のシーズンと比べて、試合中盤のより早い段階で失速するようになっています。そこで、最もパワーの不足を感じる部分に強化を実施しました。スレッシュにはもっと攻撃的にダメージトレードを行い、レーン戦で「R - 魂の牢獄」を使って欲しいと思っています。また、私たちは「E - 絶望の鎖」を2番目に最大化するスキルとして考えていますが、現状だとそれに見合うパワーがないので、少しダメージを増加させました。
レベルアップごとの攻撃速度が低下。Wのブルーカードのダメージが減少。Eのダメージが減少。
パッチ14.2でのアップデートによって、ツイステッド・フェイトを使うプレイヤーが大幅に増加しており、その数はシーズン開始時と比べて約3倍にも上ります。そして、彼の火力が以前よりも増していることに、対戦相手も気づき始めています。彼の強さが一線を越えているとは思っていませんが、魔力ビルドと攻撃力ビルドの両方において、想定よりも少し強い状態なのは確かなので、デッキからカードを少し抜いておきました。
基本攻撃力が減少。
現在のヴァルスには有効なビルドが2つ存在しており、脅威ビルドでも、通常攻撃時効果ビルドがあります。ですがヴァルスは、大半のプレイヤーの間では比較的バランスが取れているものの、プロシーンのドラフトだと圧倒的な存在となっています。この問題に対処するため、試合序盤のレーン戦フェーズに強い影響を与えるプロ固有の強みを低下させました。
Qの増加移動速度が上昇。Eのクールダウンが短縮。Rのタワー無効化時間が短縮、クールダウンが短縮、跳躍時の行動妨害耐性を調整。
現在、ボリベアは苦戦している状態なので、手助けをしたいと思います。ボリベアプレイヤーにとって、Rは非常にクールな瞬間を生み出すスキルだと思いますが、そのタワーを無効化する能力を使われると、対戦相手は対抗する手段がなくなってしまいます。そこで今回、ボリベアプレイヤーがもっと影響力を発揮し、アルティメットスキルを頻繁に使用できるよう、クールダウンを短縮する代わりに、タワー無効化のパワーと行動妨害耐性を低下させました。また、Qの増加移動速度を強化して敵に追いつきやすくすると共に、魔法使いクマのためにEのクールダウンを少し短縮しています。
固有スキルの植物のダメージが減少、エピック以外のモンスターに対する追加ダメージが増加。
現在、サポートとして圧倒的なザイラですが、植物のチャンピオンなわけですから、もっとジャングルでも居心地よく過ごしてほしいと思っています。そうです、アイバーン、マオカイ、リリアと同じように。今回の強化なら、序盤のボットレーンのパワーを高めすぎることなく、彼女がジャングルに根を下ろす手助けができるでしょう。
現在、「ブラック クリーバー」はほかのファイターアイテムと比べると少し弱くなっています。全ファイターの必須アイテム(リーグ・オブ・クリーバー?)にする必要はないと思っていますが、このアイテムを活用できるチャンピオンにとっては、ちゃんと価値あるアイテムであるべきです。そこで、「ブラック クリーバー」を使用するチャンピオンが好感触を得られるよう、いくつか小規模な強化を施すことにしました。
現在、「ハルブレイカー」はアーゴットと非常に強力なシナジーのあるアイテムです。アーゴットは「パージ(W)」を活用して、このアイテムのフルダメージを与えることができています。そこで「ハルブレイカー」の内部的なメカニクスに変更を行い、アーゴットの通常攻撃時ダメージの低下が適切に機能するようにしました。
ほかの「ティアマット」派生アイテムは、アイテムシステム内でそれぞれ独自の役割を見つけることができていますが、「ラヴァナス ハイドラ」はパワーが低く、使っていて楽しくありません。そこで、「ラヴァナス ハイドラ」が同系統のアイテムと肩を並べられるよう、「ゴアドリンカー」が抱えていたような固有の問題が起こらないよう注意しつつ、極上のキャスター向け体力回復アイテムとして独自の魅力を高めました。
「ストライドブレイカー」は現状でも十分に強力だとは思いますが、いくつかバグと問題点が存在しており、それらが本来あるべき感覚の妨げとなっています。将来的には「ストライドブレイカー」を弱体化する必要があるかもしれませんが、それを現在抱えている問題を解消せずに放置する理由にはしたくはありません。
「テルミヌス」はある程度のコアユーザーを獲得しており、防御力貫通と耐久力のソースとして、通常攻撃時効果を中心とするチャンピオンたちに活用されています。それは良いことなのですが、効果がスタックするのに時間がかかるため、満足感がかなり低く、場合によってはまるで活用できないと感じることさえあります。そこで、今パッチでスタックを獲得しやすくし、戦闘でその最大パワーをもっと活用できるようにしました。
ゴールド収入が増加し、「サイトストーン」アイテムが全体的に強くなったことで、サポートはパッチ14.1でパワーが大幅に増加しました。これにより、サポートはより早い段階でアイテムを完成させられるようになったので、試合の各時間帯のパワー曲線が、ほかのチャンピオンのパワー曲線に近づくよう調整したいと思います。
サポートが最初のレジェンダリーアイテムを利用可能になる時間帯は、サポートアイテムのアップグレードが完了する頃、そしてほかのチャンピオンのファーストアイテムが完成する頃とほぼ同じなため、サポートは序盤のパワースパイクが大きくなりすぎています。逆に、サポートは試合終盤になると恒久的にアイテムスロットが1つ埋まるため、ビルドが完成した際には、現在よりも強く感じてもらいたいと思っています。そこで、序盤で強くなりすぎることなく、終盤で遅れを取らないよう、一部のアイテムについてはスケーリング性能を高めることにしました。
また、クエストのチャージが利用可能になるタイミングを整理しました。変更後はチャージを獲得するタイミングが早くなり、2つ目のミニオンウェーブから約10秒後に2つ目のチャージが利用可能になります。この変更後も、ウェーブのコントロールを巡って争う余地は十分にあり、とどめを刺さずに戦闘を避けてプッシュに勝利することはできます。そして今回、ドラン系アイテムを持って試合を開始し、その後サポートアイテムを購入して3つのチャージすべてを受け取る戦略を対象に弱体化を施しました。この戦略によって、多くのサポートが序盤のレーン戦フェーズで強くなりすぎています。
パッチ14.3で、「ロスト チャプター」派生アイテムのゴールドコストを低下させましたが、未だにほとんどのメイジは、ファーストアイテムのパワースパイクにおけるパフォーマンスが、私たちの想定を下回っています。そこで、前回のパッチで行った変更をさらに推し進めることにしました。今回はスキルヘイストを高め、マナメイジが魔法スキルをもっと頻繁に使用できるようにします。
近接チャンピオンが使う「リーサルテンポ」は、試合序盤の戦闘を圧倒していることから、このパッチでそのパワーを低下させたいと思います。その埋め合わせとして、終盤のパワーに強化を施していますが、この調整の狙いは、一部のチャンピオンが序盤のレーン戦で得ている安定性を低下させることにあります。これを念頭に置いて変更の影響に着目していき、必要であれば今後のパッチで調整を行うつもりです。
また、もっと関連性の高い情報を表示するため、ゲーム内のルーントラッカーにもアップデートを施しました。
試合序盤に、プレイヤーが本拠地で過ごさなければいけない時間を短くするため、このパッチで出撃地点での体力自動回復量を増やします。リコールできる安全な場所を探すために費やす時間、リコールに必要な時間、出撃地点で体力が回復するのを待つ時間、そしてレーンに歩いて戻る時間──これらはリコールに必要なコストを生み出すという点では、上手く機能していると思います。とはいえ、試合のペースの一貫性を高めることを考えると、もう少し時間を短縮する余地があります。
ルブランのEやモルガナのアルティメットスキルなどのテザーに捕まった際、ギリギリで射程外に出られるように「フラッシュ」を使うタイミングを計っていたら、結局スタンさせられてしまったという経験…ありますよね。このような状況は、サーバー側のフレームチェックを利用しているため、テザーの射程外には出ているものの連結が解けない瞬間が発生することが原因となっています。そこで、このパッチではテザーにおいてエリアチェックを利用するようにして、テザーが直ちに解けるようにし、テザー系スキルを使用された際の反応性と一貫性を高めました。この調整によって、テザー系スキルを持つチャンピオンのパワーが少し低下することになりますので、該当チャンピオンの状態を注視しておき、必要であれば将来のパッチで補填の強化を行います。
今回の調整では、ハウリングアビスでの活躍が著しい一部のチャンピオンを弱体化しつつ(イラオイが罪を償う時がやってきました)、前回のパッチで行われたアイテムのバランス調整で悪影響を受けているメイジに手助けをしています。全体として、ランダムミッドのアイテムのバランスは比較的に良好な状態だと考えています。「サンダード スカイ」などの強力なアイテムには注目しており、これらを利用している強力なチャンピオンには、今パッチで弱体化が行われています。ですがそれらを除けば、特定のチャンピオンが利用すると強すぎるという外れ値のアイテムは存在していません。とはいえ、今回の弱体化が意図したように機能しなかった場合は、これらのアイテムにもう一度調整を行います。
また、「マリグナンス」とオーンのアイテムアップグレードが、間違ったダメージを与えていた不具合を修正しました。
エメラルド未満のプレイヤーにおける1試合あたりのLP増減幅を+/-28に変更したことで、連続で昇格/降格することが多くなり、結果としてプレイヤーが獲得するLPよりも多くのLPを失うケースが多くなっています。そこでパッチ14.4では、1試合あたりのLP増減幅を+/-25に戻し、もう少し安定して上位を目指せるようにすると共に、LPがマイナスに陥る状況を減らしました。
次のClashトーナメントである「シュリーマカップ」は今週末開幕です!
「プレステージ磁器キンドレッド」が登場!ルナーフェスティバル2024では、新たな試みとして、2つ目のプレステージスキンがイベントトークンの代わりに、ミシックエッセンスx125で入手可能になります。狼と子羊はパッチ14.6でいなくなってしまうので、このスキンを手に入れたいなら、それまでに必ず入手しておきましょう。
今回のパッチで、以下のスキンがリリースされます。
このパッチで、過去の磁器スキンのクロマとアイコンが復活します。ですが残念ながら、最新のスキン(磁器オレリオン・ソル、ダリウス、グレイブス、モルガナ、ミス・フォーチュン、イレリア)で小規模な問題が発生しました。パッチ14.4のストアでは、新クロマをRPで購入することは可能ですが、イベントショップ内の新クロマはパッチ14.5に登場予定です。ご不便をおかけしますが、これらのクロマが登場するまでしばらくお待ちください!
今回のパッチで、以下のクロマが公開されます。